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嘘 Vol.15

「出会いはあるのに…」結婚に結びつかない31歳女子が、直面する現実

ー婚活の邪魔をするモノー

それは、好きになってはいけない人に、心惹かれてしまう自分そのものだ。

そして、自分を納得させるために、人は自分に嘘をつく。

女と男の、4話完結のショートストーリー集。

1話~4話は『片想い』、5話~8話は『運命の人』、9話~12話は『曖昧な関係』をお送りした。

13話~16話は『踏み出せない恋』

◆これまでのあらすじ

2019年4月。絶賛婚活中にも関わらず、結婚願望のない男・大倉雅人(36)を好きになってしまった林優希(31)。とうとう大倉と食事に行きいい雰囲気になるが、想いを断ち切り結婚に適した男を探すため、さらに婚活に精をだすが…。


これまでの人生、何人の男に心を奪われてきただろう。

恋愛体質な私は、人より多く恋をするという経験をしてきたが、いつも心惹かれるのは同じタイプの男だ。

しかし、あんなにも夢中だったはずなのに、時が経つと過去の恋は色褪せて見え、何故彼らのことが好きだったのかすら思い出せないこ......


この記事へのコメント

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No Name
はっきり大倉に言えば良いと思う。

大倉さんのことは好きだけど、私は将来結婚したいと思っているので、結婚願望がない方とは付き合えない。とね。
2020/04/30 05:3199+Comment Icon6
No Name
最近の小説、全部枕詞が2019年……
これコロナの影響なんだろうね

2020年じゃ小説上のデートも自粛なんだ
2020/04/30 06:5384Comment Icon5
No Name
豪太のことは、いわゆる蛙化現象を起こしてしまったのかな。優希は追いかける恋愛が好きなんだろうけど、大倉みたいな男性は結局は一人の女性に落ち着かない気がしますけどね。
2020/04/30 05:2749Comment Icon5
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「どうしてあの人は、私のことを好きになってくれないの?」

恋愛の需要と供給ほど、バランスが崩れているものはないかもしれない。

好きなあの人には振り向いてもらえず、好きでもない人からアプローチされる。

そして、満たされぬ思いを誤魔化すために、人は自分に嘘をつく。

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