女子高、ママ友社会、看護師やCAなどの女性が多い職場。「女の世界」となると、多くの人はあるイメージを抱く。
—女の敵は女。
この物語は、化粧品メーカーに勤務する主人公が奮闘するストーリーを通じて、「女社会の実情」を描いたものである。
ここは、女たちがスペックを振りかざす孤軍奮闘のマウンティング社会でしかないのか?それとも…。
◆これまでのあらすじ
大手化粧品メーカーの営業部門から、女たちが集う開発部門へと異動となった彩乃。
上司たちから洗礼を受けながら、「華麗なる女社会」故に得られる価値観が彩乃を成長させる。
大学の同級生である隆史と再会した彩乃は、彼と話すたびに誠実な人柄に惹かれていって…。
「恋コスメ 2020」。
彩乃は、スマホの検索画面にそんな言葉を打ち込んだ。
1番上に出てきたまとめ記事をクリックすると、目に飛び込んできたのは、「元祖コスメは婚活リップ!」という文字だった。
―相変わらず根強い人気なのね…。1本買ってみようかしら。
それは、......
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この記事へのコメント
化粧品に興味があるようには思えないなぁ。
その点、桜子はもともと好きで入ってるようだから、根本が違いすぎるね。
この連載割と好きです。気持ち明るくなる。