
「合格した瞬間、電話して席を確保して」。すでに始まっていた新たな戦いに、戦慄した妻
御三家。それは、首都圏中学受験界に燦然と輝く、究極の伝統エリート校を指す。
男子は開成・麻布・武蔵。女子は桜蔭・女子学院・雙葉。
挑戦者を待ち受けるのは「親の力が9割」とも言われるデス・ゲーム。
運命の2月1日、「真の勝者」は誰だー。
◆これまでのあらすじ
深田 彩はある日、息子の翔から、男子御三家・麻布中学校の将棋部に入りたいと言われ、受験を決意した。
最強スペック母薫子から、「麻布に合格する可能性はある」と励まされ、ママ友・瑠奈の妨害を受けながらも必死で勉強に励む。
しかし、合格発表の2月3日。麻布中学の合格者掲示板に、翔の番号はなかった…。
「真ちゃん、翔のサッカー合宿だから、東京駅まで送ってくるね!そのあと大事な約束があって、帰るのは3時くらいかな。翔、荷物全部持った?」
「持った!パパ、行ってくるー」
「ああ、行っておいで、ケガに気をつけるんだぞ~」
5月。
新緑が眩しいゴールデンウィーク初日......
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この記事へのコメント
そう思って通う子と、いつまでも落ちたことを引きずる子がいて、その後どちらが伸びるかは明らかだよね。