わたし、9時に出社します。 Vol.9

「成果を出してない2年目社員が、副業なんて…」副業OKと謳う会社の発言に凍った24歳女

2019年。

「令和」という新しい時代を迎えたが、これまでの慣習や価値観がアップデートされる訳ではない。

このお話は、令和を迎えた今年に保険会社に総合職として入社した、桜田楓の『社会人観察日記』。

1996年生まれ、「Z世代」の彼女が経験する、様々な価値観を持った世代との出会いとは…?

◆これまでのあらすじ

これまでに楓は、「女は、男性の一歩後ろを下がるべし」と語る女性役員を目の当たりにした。

今週、彼女が出会う社会人とは…?


入社2年目で“副業”は認められるのか?


―美しき北欧、癒しの森旅へ

楓はそのタイトルに、思わず足を止める。

仕事終わりに、旅をテーマにしたカフェラウンジである『ROUTE CAFÉ AND THINGS』に立ち寄ると、北欧特集をしている雑誌や書籍が置いてあった。

季節は、日に日に暑さが増してくる6月。

この時期になると旅行関連業界が、「北欧」へのプロモーションを開始する。夏のヨーロッパ、それもとりわけ過ごしやすく、比較的治安もいいと言われている北欧は、日本人にとってもうってつけの旅行場所だからである。

「懐かしいなぁ。もう4年前かぁ。」

楓は大学時代、交換留学でフィンランドのヘルシンキに1年間の留学をしていた経験がある。

1年間の留学時代を思い出しつつ、北欧特集の雑誌を眺める。自分の経験と重ね合わせながら、懐かしい気持ちに浸っていた。

「今は、社会人2年目で仕事を覚えるのに必死だけれど、またいつか何らかの形で海外に暮らせたらいいな。」

そう思いながら、雑誌のページをぱらぱらとめくっていると巻末ページで、“旅ライター募集”の文言が目に飛び込んできた。

興味を持ちながら読み進めると、そこにはこうあった。

“ご自身のこれまでの旅行経験を踏まえて、当媒体のWEBサイトにて旅に関する記事を執筆出来る方募集。”

また、“条件として、これまでに20カ国以上の国に旅行経験のある方、報酬は固定報酬+出来高(アクセス数に応じて)”と記載されていた。

―やってみたい!うちの会社、副業OKだったよね…!

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