その日の午後は、週1で開かれるチームミーティングがあり、いま話題の『働き方改革』についての話が出た。
今年度から会社でも、この働き方改革に合わせて残業時間の上限がさらに厳しくなるとのことであった。
ミーティング後、瀧本と歩いていると彼女はこう言った。
「世間がこういう感じじゃ、かわいそうね。私が新人の頃なんて、家に帰るのなんて“寝に帰るだけ”ってくらい、遅くまで残って仕事してたわよ。でもそれが今のキャリアに繋がっているから、幸せだと思っているわ。」
その言葉に驚きを隠せない。
―長時間労働っていいことなのかな…？効率悪いってことなんじゃないの？？
そんな疑問を抱くと共に、こう思うのだった。
―寝に帰るだけって、人生楽しいのかなぁ…。彼とLINE電話して、Netflix見て、インスタで美容情報見るとか、やりたいことで忙しいから、残業は＋1時間くらいがいいんだけどなぁ。
OJT初日から、世代間の価値観の差に、驚きを隠せない楓あった。
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楓にさらに襲い掛かる試練とは…？
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この記事へのコメント
ならPC立ち上げて仕事ができる態勢にしておくのは当たり前。
コメント欄の方々は皆さんもう社会に出てしばらく経っているので「時間内にやることやれていればOK」というスタンスですが（私も普段はそう）、まだそれすらできない超新人なのであれば、あと15分早く来ればいいだけですし、もう少し素直になってみてもいい気がしてしまいました。仕事を覚えるまでは、やはり周囲も「成果」より「やる気（＝少し早めに出社など）...続きを見る」を見てしまうだろうし、従業員の多い大手ならなおさらかと。
もちろん繰り返しになりますが、仕事を覚えてからは「成果」を出していればどんな働き方でもよいだろうとは思います。
9時から準備するなら遅くない？て思うけど。