また驚いたのが、女子との“お茶”も平気だという。
「仲の良い女子は多いですよ。彼女たちの職業ですか?アパレル系とか、モデルさんとか・・・みんな平日でもフラッと来られるような子たちが多いから、暇な時は女友だちと『IVY PLACE』や『リストランテASO』でランチしたりお茶をしています(笑)」
颯太のInstagramを見せてもらうと、相互フォローしている女の子達は確かに可愛い子ばかりで、フォロワーの多い有名な子もいる。
「可愛い子限定ですけど」
そこは男。彼らの“女友達”になるには、可愛いか、メリットがあるか、有名人か、などの熾烈な判断基準があるようだ・・・
そんな女性に対する態度だけではなく、お酒の飲み方もネオシブ男子はサラリとしている。
飲みたくない日は飲まないし、年上の人といても自分のペースは崩さない。
どうしても飲まされそうな日は、車で行って、“今日、車なんで”と言って断るそうだ。
「飲むのは好きだけど、その時の気分次第でコントロールしています。先輩といても、飲めない時は飲めないと言いますよ」
それ故、港区に生息するような人たちからは“今時の若い者は”と言われてしまうこともある。
けれども、本人はそんな批判はどこ吹く風。そんなことを未だに言ってくる人たちは“時代遅れでダサい”と、バッサリと切り捨てた。
「港区系の人たちって、未だに体育会系の学生ノリですよね。そういう人達を見ている分には楽しいけど、その輪の中に入ろうとは全く思わないです(笑)」
「結婚制度は、信じていない」
そんな颯太だが、現在34歳。気になる恋愛観の方を聞くと、 一応“ステディ”な彼女はいるそうだ。
けれども、一緒に住むこともせず、その関係性は案外ドライである。
「会いたい時に会えればいいし、毎日ベタベタするのは好きじゃないので。女友達も多いから、束縛されたら即アウトですね」
彼女とのデートは愛車のベンツのゲレンデでドライブをしたり、お家でNetflixを見ながらのんびりしたりと、決して派手ではない。
結婚は、しないのだろうか。
「結婚ねぇ・・・周りはしている人も勿論いますが、半分くらいは独身かな。そもそも、あまり結婚制度というものを信じていなくて。結婚って、する必要ありますか?」
お金もあり、優しく、スマート。それなのにガッついてもおらず、ソフトで紳士的。
こうみると、港区系の人たちは、わかりやすいブランド品やコーディネーターがセレクトしたものを好むのに対して、ネオシブ男子は自分軸で本当に好きなものや心地が良いものを選ぶという特徴があるようだ。
どこか掴みどころのないと一見感じるのは、彼らが表面上はゆるふわ系の雰囲気を醸し出しているからかもしれない。
しかし、彼らを知れば知るほど、その自分らしく生きる姿にほれ込んでしまう女子が多いのも事実であろう。
そんなネオシブ男子たちが、東京のアッパー層を最近は侵食してきているのだ。
▶NEXT:9月9日 月曜更新予定
インスタグラマーの背後にいる、ネオシブ男子とは?
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この記事へのコメント
こんな店にも普段着で来ちゃう俺アピールでしょうか。