1/3のイノセンス ~友達の恋人~ Vol.5

「危険な男だと知っていたのに...」道ならぬ恋に溺れる女が、理性を失った夜

特別だと思っていたのは、私だけだったの−?

広告代理店でコピーライターをしている橋本杏(24歳)は、同期の沢口敦史(24歳)に淡い恋心を抱いている。

“友達以上”の態度をとる敦史に期待してしまう杏。

しかし学生時代からの親友・優香と敦史を引き合わせてしまったことから関係が一変。

強がることしかできない杏をよそに付き合い始めた二人

だが優香はその裏で、既婚者・入江との関係を清算しきれていなかった


杏:「そんなんじゃ、私の苦しみが報われない」


−敦史くんには絶対に言わないで。お願いよ−

通勤途中。メトロの通路を歩きながら、私の頭に優香の揺れる瞳が浮かぶ。

明らかな動揺。

彼女は必死で隠していたが、私と優香は学生時代ずっと一緒にいたのだ。嘘かどうかくらいわかる。

…まさか。あの入江と、まだ続いていたと......


この記事へのコメント

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No Name
杏のあたためつづけた思いなんて誰にも分かんないんだから、それを主張されてもどうにもならない
でも優香のはただの不倫
2019/08/03 05:1599+返信9件
No Name
したたかに友達の想い人は誘惑して落とし。
不倫には流される。

絵に描いたような、同性に嫌われる女だね。
痛い目にあってスッキリさせてほしいけど、そういう展開じゃなさそう。
この小説全体的に粘っこくてリアル。
2019/08/03 05:5599+返信4件
No Name
健一にしなよ、杏
敦史のことは風化できるよ
2019/08/03 05:1999+
もっと見る ( 109 件 )

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