男運ナシ子 Vol.5

LINEの連絡がマメすぎる男にご用心!2回目のデートで明かされた、男の恐ろしい本性とは

梨子を悩ませているのは、直樹からの深夜のLINEだった。

日中は直樹も仕事が忙しいようで連絡がないのだが、22時以降に立て続けにLINEが送られてきて、朝起きたら未読LINEがたまっているという状況が続いている。

内容は「仕事が終わったよ」「お互いに頑張ろう」「晩御飯の写真だよ」「おやすみ」、可愛いスタンプなどの他愛のないものなのだが、梨子は早くも負担に感じ始めていたのだ。

「今朝は起きたら未読が23件で、起きてから、まとめてお返事してるんですけど。こんなに連絡が来るのはどうなのかなって考えてしまって」

梨子がその話をすると、健三は笑いながら言う。

「ははは!その男、やめとけ。女の子から返事がないのに、ラリーなしにサーブで20件もって。やばいぞ」

黙って聞いていた竜也は、心配そうな表情で口を開いた。

「まぁ、大事なのは梨子が嫌かどうかなんじゃないか?梨子がそこを変えてほしいんだったら、ここで言う前にお見合い相手に伝えるのが先だろ」

健三と竜也に核心を突かれて、梨子はその通りだと思った。

「そうですよね。ラリー、必要ですよね。私は未読20件とかついてると、朝から仕事がたまってる気持ちになっちゃって負担になってました」

―そっか…私は、直樹さんと会話のキャッチボールがしたいだけなんだ。ちゃんと、直樹さんに自分の気持ちを伝えよう。一人で悶々としてたけど、思い切って2人に相談して良かった。

そして午後の撮影も順調にすすみ、予定していた日より1日前倒しで終了することができた。宣伝部長のチェックも終わり、梨子は約束していた直樹とのお食事に行けることになったのだった。


赤坂サカスを抜けて、みすじ通りに入ると、飲みに行くサラリーマンたちで溢れ返っていた。焼き鳥、カレーのスパイス、ラーメン、さまざまな匂いが入り交り、食欲を刺激する。

直樹からは、19時に赤坂のイタリアンレストランで会いましょうと、お店の地図が送られて来ていた。

―今日は久々......


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