浪費の女王 Vol.9

「私もう、何も貰えません…」リッチな彼氏に散々貢がせた女が一転、贈り物を断るそのワケは

買い物は、魔法だ。

女は買い物という魔法を使って、“なりたい自分”を手に入れる。

ならば、どれだけ買っても満たされない女は一体何を求めているのだろう―?

32歳にして年収1,200万円を稼ぐ紗枝は、稼いだお金を存分に買い物に使う「カッコイイ女」のはずだった。

しかし、恋人・慎吾とのいさかいをキッカケに徐々に物欲が歪み始めたことで、同棲生活は破局を迎える

そんな紗枝に、浪費を肯定してくれる超富裕層の個人投資家・喜多川が近寄る。「いくらでも好きに使っていい」と喜多川に言われ、与えられたカードで好きなだけ買い物をする紗枝だったが、浪費すればするほど虚しさは募るばかり

さらに、喜多川がなぜ紗枝に浪費をけしかけるのか、その悲しい理由を聞いてしまい…

紗枝の欲望の、行き着く先は?


予期せぬ拒絶の言葉に、喜多川は愕然とした表情で紗枝を見つめる。

「どうして?散々貰っておいて…どうして急にそんなことを言う?」

紗枝は、喜多川の目を見つめ返して言った。

「喜多川さんが本当に愛されたい、愛したいのは…多分、私じゃないからです。私がどれだけ喜多川さんに......


この記事へのコメント

Pencilコメントする
バラ色の雫
お母さんの愛情、少しも間違っていたと思えないのだけれど・・・限りあるお金に優先順位をつけることは当然で、外見ではなく中身を磨くために、お金を費やしてくれたことに今の今まで気づかなかったなんて・・私もどちらかというとお母さんのような優先順位で子どもにお金をかけるつもりでいるけど、愛情間違ってるなんて言われるようになったら悲しい😭😭😂
2019/03/27 05:3999+返信15件
No Name
なんやこの展開(笑)
中盤微妙にいい話風になってる謎
2019/03/27 05:2799+返信34件
No Name
最後まで買って買って買いまくって欲しかった。笑
2019/03/27 05:1899+返信1件
もっと見る ( 85 件 )

【浪費の女王】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo