教えたくない秘密のグルメ Vol.12

ぷるっぷるの茶碗蒸しがたまらない!どこか懐かしい長崎グルメの名店へ

※こちらの店舗は、現在閉店しております。

世界屈指の食の都・東京。全国の郷土料理がこれほど集結するのは、東京の他にないだろう。

今回は芸能人のファンも多い長崎料理を提供する老舗『銀座吉宗』を紹介したい。

名物茶碗蒸しから、皿うどん、お酒が進む一品に至るまで、一度食べたら忘れられない美味しさの名物を動画でお届けしよう。

名物「茶碗蒸し」(920円)

創業150年以上の老舗が手がけるカラダにしみわたるような美味しさの茶碗蒸しに感動!

長崎本店の創業は、なんと慶応2年(1866年)という長い歴史を持つ『銀座吉宗』。

今回紹介する『銀座吉宗』は、四代目が昭和45年にオープン。当時は、本店と同じメニューで営業していたが、銀座という地では苦戦を強いられたという。(長崎の本店と銀座店の経営は異なる)

そこで考え出されたのが本店では提供していない「皿うどん」や「ちゃんぽん」、「かまぼこ」など長崎で日常的に食べられている料理を提供する長崎郷土料理店としての道だったのだ。

茶碗蒸しは混ぜたりせず、上から順にどんな具が出てくるのかを楽しみながら食べるのが『銀座吉宗』のお薦めだ

開業のきっかけにもなった「茶碗蒸し」は、やはり同店一番人気メニューだ。

茶碗ほどはあろうかという大ぶりの丼が登場し、蓋を開ければ、ふんわり出汁の香りを漂わせた茶碗蒸しがお目見え。

創業当時から守り抜く配合で作られる出汁が効いた卵液は、白身、鶏肉、穴子、銀杏、筍、キクラゲ、椎茸、麩、巻蒲鉾2種類という9種10個の具の旨みを含み、極上の味わいに。

出汁が多めで、飲むように食べられる優しい味わいの「茶碗蒸し」は、元祖と呼ぶにふさわしい風格と美味しさを兼ね備えている。

「皿うどん細麺」(並盛1,230円)

東京店が開業してから提供を開始したという「皿うどん」もかなりの美味しさである。

揚げた細麺と、炒めた太麺の2種から好みを選べるのも同店ならでは。アサリやタコなどの魚介から、キャベツなどの野菜、そして長崎県から仕入れる練り物など具だくさんの餡は、いくら食べ進めても飽きがくることなく、完食できる。

テーブルには酢、ピリッと辛い「金蝶ソース」、こしょう全ての用意があるので、ぜひ味変しながら楽しんで見て欲しい。

(写真奥)「辛子れんこん」(880円)(写真手前)「からすみ盛合せ」(1,400円)

夜同店を訪れたならば、ぜひ長崎郷土料理でお酒も楽しみたいところ。やはり外せないのは長崎を代表する珍味「からすみ盛合せ」だろう。

こちらは、昔から提供していたからすみ大根と、炙りからすみ大根、そして生からすみの三種を味わうことができる一皿。酒好きならば、これだけで何杯も飲めてしまうだろう。

そしてピリッと辛味が効いた「辛子れんこん」や、秘伝のタレに漬け込む「南蛮漬」など、長崎に留まらず九州全土の美味しい料理が味わえるのも同店の魅力だ。

「ちゃんぽん」※1日30~50食限定

人気メニューでありながらも、提供数が限られているため、出会えたら奇跡とまで言われるのが「ちゃんぽん」だ。

その人気ぶりもスープをひと口飲めば納得。しっかりとコクと旨みがありながら、後味はすっきりとしていて、丼一杯は余裕で飲み干せてしまいそうなほど美味しいのだ。

それもそのはず、なんとこのスープの出汁は、豚骨や鶏ガラなどを煮込み三日間もかけて作られるという。

この絶品「ちゃんぽん」を味わいたいならば、オープン直後11時30分に訪れよう。ランチ予約はできないため、誰にでもチャンスはある!

気取った雰囲気のなさが訪れる人の心を癒してくれる

長崎県出身の人にとって、郷土の味わいをこれほどまでに守り続けてくれる『銀座吉宗』はまさに心の拠り所。

実際、長崎の本店を訪れたことのある人が同店を訪れ、長崎の思い出に浸るというのは、『銀座吉宗』お馴染みの光景。

「元祖茶碗蒸し」と書かれた暖簾をくぐり店内へ

食材豊富な九州・長崎から生まれた食文化を堪能できる名店で、ほっと心が和むひと時を過ごしてみてはいかがだろう?

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

この記事へのコメント

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No Name
全部大好物っ!!!!
お腹すいた〜♡
2019/03/27 07:403
匿名
皿うどんが、食べたくなりました❗
2019/03/28 10:120

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