『ザ・リッツ・カールトン京都』を徹底取材!ここにはまだ見ぬ京都の魅力と伝統が詰まっていた。
■通年桜が舞う、モダンなバスルーム
バスルームは小さなホテルの客室ほどの広さ。ダブルシンクはもちろん、その間にはモニターがあり、ライトは鏡への埋め込み式。
このスイートルームは和の意匠が溢れつつもディテールはモダンなのだ。また、浴室の壁をガラスにしたことで解放感が出てバスタイムが悠々とする。
浴槽周りの壁には立体の桜が咲き、実はこの桜は浴槽の底にもあしらわれている。
基本のバスアメニティはロンドンのアスプレイだが、加えて「京都しゃぼんや」の手作り洗顔石鹸が置かれている。和菓子のような箱もかわいく、女性客から好評だとか。
■木の質感が心地よい、温かみのあるレストルーム
「スイート KAMOGAWA」には、レストルームがふたつある。ひとつは前述したバスルーム内。もうひとつが、バスルーム横。
バスルーム横のレストルームは木材を基調にした優しい雰囲気で、扉の境に段差はない仕様。
これは全室に共通していることで、さまざまなゲストを歓迎したいという思いやりの表れだ。
中にはTOTOのウォシュレット一体形便器が鎮座。「リッツ・カールトンのホスピタリティに見合う製品」として選定された。
自動開閉、洗浄位置や水勢などが微調整可能なウォシュレットなど、日本のテクノロジーをレストルームで体感できる。
トイレとシンクの間に格子が設けられているのが特徴。穏やかな照明も効果的で、トイレに座ると、木に囲まれてほっと落ち着く。ゆったりした空間は、ここに何時間もいてしまいたくなるほどの心地よさだ。