ダディ Vol.5

「そこまでやるか…」。ハイスペック港区パパの戦い。イクメンの皮を被ったゲス男の、最低な手口とは

港区界隈に生息している、40代・既婚の男たち。その名も「ダディ」。

仕事での成功は当たり前。

ハッピーな家庭も築き、アッパーエリアの公園に出没。

夜はイケてる腕時計をチラつかせ、「オッサン」を自称しつつ、部下にシャンパンを奢る余裕もある。

自他共に認める勝ち組オトコ、それが「ダディ」だ。

これは、今まであまり表立って語られたことのなかった、彼らの物語である。

好調な”ダディライフ”を送っていたリョウ(42)

円満な家庭を支える堅実な妻を愛してはいるものの、華やかな美女の誘惑が絶えない。だが、会社の右腕だと思っていた加納の裏切りが発覚し、一気に暗礁に乗り上げる。


「四郎の代わりに?」

スマホに向かって思わず大きな声を出してしまい、朋美と美優がギョッとした顔でこちらを振り返る。

「ごめん、四郎ちゃん、これから家族で久々にメシ食いに行くんだよ。話ならまた後で…」

言い終わらないうちに、電話の向こうで四郎が懇願するような声を出した......


この記事へのコメント

Pencilコメントする
No Name
港区パパの勝負って…まさか運動会の競技じゃないですよね…?笑
仕事も運動会も勝つんだ、ダディー!
2018/09/02 05:3299+返信4件
No Name
娘の運動会に友人を自分の代わりに出すなんて、聞いたことない…
娘の母親か、祖父か、伯父とかダメだったのかしら。赤の他人を代わりにするの〜?
子供の運動会くらい、仕事休むの当たり前でしょ、て世の中に日本がならないかなあ…
2018/09/02 06:0199+返信9件
No Name
この度も女の影がないね。くさされてよき父親、よき夫路線に切り替えたんだね。
2018/09/02 05:4146
もっと見る ( 43 件 )

【ダディ】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo