「四郎の代わりに?」
スマホに向かって思わず大きな声を出してしまい、朋美と美優がギョッとした顔でこちらを振り返る。
「ごめん、四郎ちゃん、これから家族で久々にメシ食いに行くんだよ。話ならまた後で…」
言い終わらないうちに、電話の向こうで四郎が懇願するような声を出した......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
「四郎の代わりに?」
スマホに向かって思わず大きな声を出してしまい、朋美と美優がギョッとした顔でこちらを振り返る。
「ごめん、四郎ちゃん、これから家族で久々にメシ食いに行くんだよ。話ならまた後で…」
言い終わらないうちに、電話の向こうで四郎が懇願するような声を出した......
港区界隈に生息している、40代・既婚の男たち。その名も「ダディ」。
仕事での成功は当たり前。
ハッピーな家庭も築き、アッパーエリアの公園に出没。
夜はイケてる腕時計をチラつかせ、「オッサン」を自称しつつ、部下にシャンパンを奢る余裕もある。
自他共に認める勝ち組オトコ、それが「ダディ」だ。
これは、今まであまり表立って語られたことのなかった、彼らの物語である。
この記事へのコメント
仕事も運動会も勝つんだ、ダディー!
娘の母親か、祖父か、伯父とかダメだったのかしら。赤の他人を代わりにするの〜?
子供の運動会くらい、仕事休むの当たり前でしょ、て世の中に日本がならないかなあ…