
値段を見るなり高い安いと意見する男性、実際女性はどう思ってる?
ものの価値や、それに見合った値段の感じ方は人によってまちまち。正解、不正解こそないが、男性にはものの値段についてつべこべ言って欲しくない!と女性は思うもの。
そこで、ワインジャーナリストの柳忠之氏に、その女心をぶつけてみた!
Q.ものの値段をみるやいなや高い、安い!と意見する男性。ケチだと思う私は間違ってます?
――柳さん、その靴素敵ですね。
柳「ああ、クラリン(編集担当の嵩倉)、よく足元に気づいてくれたね。去年、パリで買ったジョン・ロブ。ようやく下ろしました。ムフッ。」
――とてもよく似合ってますよ。「俺、高い靴買っちゃったんだ〜」ってこれ見よがしに自慢されないところがスマートだと思います。
柳「もちろん値段は張るけれど、ジョン・ロブの革の上質さを考えると、むしろ、この値段でもお得なほど!」
――なるほど、こないだ知り合った、自称港区おじさんとは大違い!聞いてもないのに、頭から爪先まで、身につけている全てのものの、ブランド名を唱えだしたんです。途中からもう、げんなり。
柳「その人は、そのブランドだと分かってもらってこそ、なんだね。」
――そんな人に限って、妙なところでお金に細かいんですよねぇ……以前、レストランでもありました。1万円するカリフォルニアのシャルドネを注文しようとすると、「カリフォルニアのシャルドネに1万円も?!高すぎ高すぎ!同じシャルドネなら、フランスのシャブリが5,000円であるからこっちにしよう」って。なんかケチくさ!
需給バランスで決まる、ワインのお値段
柳「そもそも5,000円のシャブリのほうが、1万円のカリフォルニア・シャルドネよりコスパに優れるという論理がよくわからないな。その人はフランスワイン至上主義なんだね。
彼が正すべきは、ケチというより知識と探求心の不足だよ。目隠し試飲でフランスの高級ワインを打ち負かす新世界ワインが続々と登場しているんだから。」
――すると、プロの目から見たら、新世界ワインのほうが名だたるフランスの銘酒よりコスパが高いと?
柳「そうは言ってないよ。ワインの価値判断はとても難しいってこと。そもそも美味しさなんて数値化できるものじゃないし。目隠し試飲の結果も、ラベルがわかるように飲んだらまた違うかもしれない......
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