35歳のヤバい女 Vol.7

35歳のヤバい女:「オトナの色気が堪らない...」年下男の口説きに酔った女を襲う、真夏の夜の罠

ー女の市場価値は27歳がピーク、クリスマスケーキの如く30歳以上は需要ゼロなんて、昭和の話でしょ?ー

20代の女なんてまだまだヒヨッコ。真の“イイ女”も“モテ”も、30代で決まるのだ。

超リア充生活を送る理恵子・35歳は、若いだけの女には絶対に負けないと信じている。

周りを見渡せばハイスペ男ばかり、デート相手は後を絶たず、週10日あっても足りないかも?

しかし、お気に入りのデート相手・敦史が26歳のCA女を妊娠させたことをきっかけに、バツイチの元彼・新太郎に馬鹿にされたりと、災難が続く理恵子。

とうとう結婚願望が生まれ始め、友人の茜の夫に男を紹介してもらおうと目論むが...?


「えぇっ、理恵子、結婚したいのっ!?」

電話越しに響く友人の茜の声は、テンション高く弾んでいる。

「ま、まぁ...どうしてもってワケじゃないけど、ちょっと考えてみてもイイかな...なんて」

「そうなのね!でも、理恵子のデート相手の中に良い人はいないのぉ〜?いつも凄いハイスペたちに囲まれてるのに!」

茜の無邪気な問いに、理恵子は言葉が詰まる。

ハイスペの知人もデート相手も、いくらでもいる...はずだった。

だが、最近は災難が続いていること、結婚相手候補となるとイマイチ信用に値しない男が多いとは、正直に答えられない。

「ま、まぁ...そうなんだけど。なんて言うの、アレよ。やっぱり色んな男を見てきたけど、茜たち夫婦ってステキじゃない。どうせなら、私も茜のご主人みたいな人を選びたいなぁ、なんて...」

歯の浮くようなお世辞を言うと、茜は歓声を上げた。

「嘘嘘嘘ぉ〜?アキラくんは一応弁護士だしエリートぶってるけど、ケチだし普通の男だよぉ。まぁでも...旦那にするなら、意外と堅実な選択だったのかしら...!」

「そうよそうよ」と、理恵子はすっかり上機嫌になった茜をさらに持ち上げる。

「それなら任せて!ホラ、弁護士って留学があるじゃない。それで婚期を逃す優良物件もたまにいるの。理恵子、大船に乗った気で待ってて!!」

そうして茜は、意気揚々と理恵子の願いを引き受けてくれた。

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