テラスが気持ちいい店は、すべてが最高な店だ!東京が誇る3大テラスを徹底取材!
※こちらの店舗は、現在閉店しております。
東京生まれのクラフトビールを緑の中で楽しめる癒しのビアテラス!
『CRISTA』
渋谷と表参道のちょうど中間、青山通りから一本入った喧騒を抜けたところ『CRISTA』は存在する。渋谷駅から徒歩5分という場所ながら、静かで大人な空気が漂っている。
■連日、外国人が訪れる!ゆったりとした居心地の良いテラス席
テーマは人が集う山小屋の都会版。そのため、モダンなデザインながら木材を多用し、温もりを感じられる内装とした。
計140席もの店内は、バーカウンター、ダイニング、テラス、個室とセクションが分かれ、どんなシーンにも対応可。この時期は特にテラスを指定する人が多いという。
バースペースに隣接したテラス席には、デイベッドのような大きなソファが置かれ、リゾートのような座り心地。最大20人が一緒に飲める超大型ソファ席もあり、夏の夜は連日満席だという。
■まるで都会のビアガーデン!6種類のクラフトビールが楽しめる!
人気が爆発した理由のひとつが、テラスで美味しいクラフトビールが飲めること。
系列のブルワリーレストラン『T.Y.HARBOR』は、20年以上前からクラフトビールを作っており、そのビールがここでも堪能できるのだ。
この店ではペールエールからIPAまで6種類のクラフトビールを提供。ビールラバーはもちろん、国内外のさまざまな客層がここでしか飲めないクラフトビールを求めやってくる。
居心地のよさとビールのクオリティをふまえると、極上のビアガーデンと言える。まさに、この時期にこそ訪れたい。
■オリジナルな味わい!アジアなど各国の料理にインスパイアされたアメリカ料理!
注ぎたてのドラフトビアに合わせたいのは、アジアなど各国の料理にインスパイアされたアメリカ料理 。
カジュアルなダイナーの雰囲気でいて、ひと手間かけたソースが添えられた本格的な料理を楽しむことができる。
例えば「マグロとアボカドのタルタル」(¥1,800)にはコチュジャンソースが添えられ、ごま油の香りとスパイスがビールを誘う。
また、フォアグラとトリュフが贅沢にのった「牛フィレ肉のロッシーニ」(¥6,800)はマデラソース仕立て。普通なら赤ワインを飲むところだが、コクと旨みのあるアンバーエールを合わせるのもオツ。
■上質でナチュラルなインテリアは、とにかくハイセンス!
ダイニングは緑と木を感じる作り。山小屋というテーマに沿って自然素材にこだわり、特に無垢の木を随所に使用した。窓が大きく、緑が豊かなので、空間は広く見えて、開放感も抜群。
また、テラス席へ向かう途中のバーカウンターの天井は組み木で、チェアはオイルレザー製。このクラフト感とモダンなライトやバックボードが絶妙にはまり、夜は外国人たちの憩いの場に。
週末にはスタンディングでビールを飲む人で盛り上がり、大人の喧騒が心地よい。ダイニングで食事をしたあと、このエリアに移動して夜遊び気分に浸るのもいいだろう。
■国籍を問わず、おもてなしを!その姿勢が体現されたパウダールーム
さまざまな国籍の人が集うお店だからこそ、ホスピタリティは世界基準で、隅々にまで行き届いている。それは、センシティブな空間であるパウダールームにも顕著に表れている。
バーカウンターの奥に位置するパウダールームは、店内のインテリアと同じくカジュアルでありつつ洗練されている。特筆すべきはタイル使い。
床はモノトーンの六角形タイルでシックに、壁は青いタイルでモロッカンテイスト。このコンビが何ともお洒落で、さらに抑えめな照明の塩梅もいい。
天井からのダウンライトに加え、壁の端から出る間接照明が心憎い。すべてが暖色で、ロマンティックなディナーの時間をパウダールームで区切ることもない。
女性のパウダールームには洗面がふたつあり、それぞれにライト付きの鏡を設置。鏡が少し前に出ているため化粧直しがしやすく、洗面の隣の壁には姿鏡も用意され、抜かりないチェックが可能だ。
さらにハンドソープとクリームはイソップ、アロマディフューザー、楊枝も完備とあって、パウダールームの女性満足度は100点に近い!
また、男性が育児に積極的な欧米のスタイルに合わせて、男性用のパウダールームにもおむつ交換台が設置されている。これも、外国人ゲストが多い、同店ならではのおもてなしと言えるだろう。
以上、すべてのディテールが使う人の国籍も男女も問わない造り。テラスからパウダールームまで、ゲストがとことんリラックスできる空間を提供しようという姿勢が貫かれている。こういった店こそ、世界中の人々に愛されるのだ。