東京パワースポット物語 Vol.4

リーマンショックでクビになった男の雪辱。元外資金融エリートの、“出世”への執念とは

富と名誉を手にし、ほしいままに動かす「成功者」たち。
きっと皆、その座を掴むために血のにじむような努力をしているのだろう。

でも、頑張るだけじゃ成功できない。

―運も実力のうち。

成功者たちのほとんどが、努力と同じぐらい「運」を重視して、自分だけの特別なパワースポットやラッキーアイテムを持っているという。

これまで、パワハラで夢破れた商社ウーマンを人気料理家へと転身させた金運アップの泉や、傷つくことを恐れる臆病な女を解放し、セレブ婚へと導いた不思議な指輪を紹介した。今回は?


話題のフィンテックベンチャーの創業者、慶介(37歳)の場合


『新亜飯店』で夕食を共にした慶介は、アツアツの小籠包を箸で器用につまんで蓮華に乗せては、ふぅふぅと息を吹きかけて口に運んでいる。

身長は170センチ弱ぐらいだろうか。ほどよく鍛えられた肉体はしなやかだ。

シンプルなチェックのシャツにデニムのパンツを合わせ、左腕にはアップルウォッチ。

喉を鳴らして美味そうにビールを流し込み、笑顔を絶やさず茶目っ気たっぷりにこちらを見つめて話す慶介は、若々しくエネルギーにあふれている。

この目の前にいる、どこにでもいそうなありふれた風貌の男性が、まさか、いまをときめくフィンテック関連のベンチャー企業の創業者とは…

きっと、混雑しているこの店内の誰ひとり、気付くことはないだろう。

未来を創る若き経営者として、飛ぶ鳥を落とす勢いで、その名を世に馳せる慶介。だが、現在の仕事にたどり着くまでには、紆余曲折あったのだという。



“フィンテック”ってご存知ですか?

金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、ITテクノロジーを駆使した新たな金融サービスや、それを提供するスタートアップ企業のことを指します。

フィンテックの代表的な事例として、モバイル決済システムや、いままさに話題沸騰中の仮想通貨サービスを挙げるとわかりやすいでしょうか?

日本での歴史はまだ浅く、いまから2、3年前ぐらいから徐々に認識されるようになってきた程度です。

しかし、私はある幸運なきっかけがあり、この成長著しい分野にいち早く着目することができました。

そして日本ではかなり早いタイミングで、いまの会社を立ち上げることができたのです。

今の自分があるのは…

きっと、死に物狂いで挑戦した、ある神社での御百度参りのご利益かな…

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