大阪LOVERS Vol.8

「結婚したいのは、お前だけ…」大阪で新たな人生を送る28歳女に、未練タラタラ東京男の怖すぎる行為

あなたが大阪に抱くイメージは、どんなものだろうか?

お笑い・B級グルメ・関西弁。東京とはかけ離れたものを想像する人も少なくないだろう。

これは、そんな地に突然住むことになった、東京量産型女子代表、早坂ひかりの大阪奮闘記である。

東京から大阪に転勤することになったひかりは、結婚を視野に入れていた隆二と離れ離れに。

大阪で孤軍奮闘することを決意したが、先輩の淳子から大阪鉄の掟を叩き込まれて意気消沈。失意の中、隆二からの自分勝手なプロポーズを断って、大阪での新たな道を歩みだした。

しかしひかりの前にまさかのあの女が現れて…?!


「えーっ!その女、怖すぎ!」

電話口でそう叫ぶのは、東京にいる隆二と同期の梨花だ。

全国大会に関西代表として選出されたことに加え、池上まりやの突然の来襲の報告をしたところ、梨花が食いついたのは予想通り後者の方だった。

「また来ます」との伝言を受け取ったものの、あの日以降まりやからは何の音沙汰もない。

一体どんなつもりで店に訪れたのか見当もつかないが、面識のないひかりの担当エリアを知っているということは、きっと隆二から聞いたに違いない。

「隆二くんも何考えてるんだろうね?!ワケわかんない。今回のことで連絡取ったの?」

隆二と距離を置いたことを報告した時は、「条件のいい人なのにもったいない!」と、少々反対した梨花だったが、今回の騒動で隆二を敵認定したようだ。

「それが、まだ何の連絡もないんだよね。私からするのも謎だし、あの女には関わりたくないから、とりあえず放置してる。」

「そっか…。冷静に考えてみても怖すぎるけど、かまうのも時間もったいないね…!全国大会、おめでとう!私達もこっそり関西チーム応援してるから!」

「ありがとう!頑張るね!」

―そのためにも、そろそろはっきりさせなくちゃ…!

隆二と距離を置いてから、今ではもう寂しいと思うこともなくなった。そんな自分を冷たい女だとも思うが、不思議と後悔はない。

迫りくる隆二との別れよりも、むしろまりやの行動に恐怖を感じつつ、隆二に連絡を取ることを心に決めたのだった。

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