朝子と亜沙子 Vol.10

男の昇進と同時に、一方的に捨てられた“都合のいいオンナ”。恋愛よりキャリアを優先してきた女の本音

ここはとある証券会社の本店。

憧れ続けた場所についに異動となった、セールスウーマン・朝子。

そこでは8年前から目標としていた同期の美女・亜沙子が別人のように変わり、女王の座に君臨していた。

数字と恋をかけた2人のアサコの闘いの火蓋が、今切られるー。


念願の本店に異動になった中川朝子だが、同期・今井亜沙子は、数字の出来ない先輩に土下座をさせた上に、後輩を追い込んで逃亡させるという傍若無人な女だった。

パワハラで飛ばされた寺島に変わり、新たに着任した課長・島村は、その仕事への情熱で朝子達課員を引っ張って行くが、亜沙子は一人そのやり方に反発する。

その頃、朝子は、亜沙子に屈することなくコツコツと地道な努力を続けていた。


―ついにこの瞬間が訪れた…!

朝子は、興奮しすぎて上手く息が出来ない。だが確かに今日と言う日は、朝子にとって特別だ。それは、営業社員人生始まって以来の快挙を成し遂げた日、と言ってもいいくらいである。

「中川さん、よくやりましたね。」

そう言って島村は、朝子に手を差し......


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