隣のスーパーウーマン Vol.6

「不正」は意外にも身近なところで起きている!?新卒2年目の優等生OLが、悪に手を染めたワケ

問題児ばかりが集う閉塞的なオフィスに、ある日突然見知らぬ美女が現れたー。

女派閥の争いにより壊滅的な状況に直面した部署に参上した、謎だらけのゴージャスな女・経澤理佐。

理佐は、崩壊寸前の部署の救世主となるのか?


「墓場」と呼ばれる部署に、ミステリアスな女・理佐がやってきた。

派手で超美人な彼女は、お局女性陣・おつぼねーずから早速目の敵にされウェルカム洗礼を受けながらも直接対決では優勢に立ち反撃のすきを与えなかった

だが、彼女の過去は?真の目的は?それは、いまだ謎のベールに包まれている。

そんな中、スーパーウーマン理佐が口にしたのは、営業部新卒・広岡鈴香の不正の可能性だった-。


春菜は朝の通勤電車に揺られながら、ぼんやり物思いに耽る。

理佐が話した、ある「不正」の可能性について。そのことがずっと頭にこびりついて、離れないのだ。

ー虫も殺さないような顔をした“あの人”が、不正だなんて…!

春菜は、昨夜の理佐とのやり取りを思い返していたー。



理佐が春菜に手渡した書類。

それは昨年度入社の新卒で営業部に所属する、広岡鈴香の経費精算の申請書だった。

内容は、出張で使用した経費についてだ。領収書も添付してあり、一見問題はなさそうに見える。

だが、理佐は驚くべきことを口にしたのである。

「この領収書のナンバー、他の人の経費精算に添付されていた領収書のナンバーと一緒なのよ…」

理佐はそう言って、他の営業部の社員の、経費精算の申請書を春菜に手渡した。

春菜は、バラバラと申請書をめくり、宿泊費の領収書のところで手を止める。

その領収書の右上に書かれているナンバーは、広岡鈴香が添付している領収書のナンバーと全く同じであった。

さらには、領収書に書かれた旅行会社サイトの名前も一致している。

「これって…一緒に泊まったってことですか?」

春菜の言葉に、理佐はむせたように咳をした。

「い、いえ…そうではなく…、この領収書は使い回されていると考えるのが自然かと。」

-領収書の使い回し…!?

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