隣のスーパーウーマン Vol.5

O型なので出来ません!血液型を理由に仕事を押し付ける、驚愕の “ブラッドタイプハラスメント”とは?

問題児ばかりが集う閉塞的なオフィスに、ある日突然見知らぬ美女が現れたー。

女派閥の争いにより壊滅的な状況に直面した部署で、春菜(25)は絶望的な毎日を過ごしていた。

そんな春菜の前に参上した、謎だらけのゴージャスな女・経澤理佐。

理佐は、崩壊寸前の部署の救世主となるのか?


「墓場」と呼ばれる部署に、ミステリアスな女・理佐がやってきた。

派手で超美人な彼女だが、入社初日から春菜のピンチを救い、
部署内のミスをカバーしておつぼねーずとの直接対決では彼女たちの弱点をつく。

そんな矢先に春菜は理佐から「営業部の広岡鈴香を知っているか」と謎の質問を受けたのだった。理佐の真の目的は一体何なのか?


GWが明けた。

理佐のお陰で休日出勤を免れた春菜は、心身ともにすっかりリフレッシュできた。浮足立って出社する。

月初とはいえ、休み明けという事で経理部の雰囲気も穏やかだ。

「今回、当たりじゃない?『マディソン ニューヨーク キッチン』のチョイスも良かったし。」
「でも、あの人既婚者だったのよ!」
「うっそー!」

おつぼねーずは、再び団結を取り戻したようだ。GW中に行ったお食事会と、婚活パーティの様子を大声で話している。

「あのメガネは?良かったんじゃないの?」
「年収800万円でしょ?身長だけでなく年収もあとちょっとなのよねぇ。」

お食事会では相手が既婚者で撃沈したようだ。婚活パーティも年収がなんだの文句を言っているが、要は今回も収穫がなかった事が手に取るように分かる。

聞こうと思っていなくても内容が筒抜けで、仕事に集中ができない。

それでも、おつぼねーずのご機嫌は、経理部の平和に繋がるのだ。

-どうかこの平和が少しでも長く続きますように…。

だが春菜の祈りは虚しく、甲高い声が経理室に響いたのはそれからすぐだった。

「わたしO型で大雑把じゃないですかぁ。そんな細かい集計作業、向いてないと思うんですよねぇ。」

声の主は、おつぼねーず3番手の水沢沙織。おつぼねーずの中では32歳と1番若く、甘ったるい話し方が特徴である。

「A型の人の方が向いてると思いますぅ。ねぇ?」

沙織の口から飛び出したとんでもない発言に、春菜は耳を疑った。

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