オトナの恋愛塾~宿題編~ Vol.6

食事会で“イイ感じ”だったはずの彼女。掴みはOKだったのに、デートの誘いに応じてくれない理由は?

宿題1:食事会の席。どんな会話をすると盛り上がるか述べよ


「彩奈ちゃんは今どこに住んでいるの?」
「私は今、中目黒に住んでいます。哲也さんはどこですか?」

僕は広尾に住んでいる。そう伝えると、彩奈はキラキラと目を輝かせた。

「広尾ですか?うわぁ、さすが。哲也さんって広尾っぽい雰囲気ですよね」
「そう?ありがとう」

それは褒め言葉なのか分からないけれど、僕は素直に彩奈の言葉を受け取る。

「広尾とか来ることある?」

「うーん。恵比寿とか六本木はよく行きますが、広尾は素敵なファミリーが住むイメージだから、あまり行く機会がなくて...あと、広尾のご飯屋さんをあまり知らないんです」

そうなのだ。

日比谷線を利用する日比谷線ラバーでも、広尾は皆用事がない限り来てくれない。西麻布や六本木から目と鼻の先なのに、広尾に一歩足を踏み入れると静かな高級住宅街が広がっているからだろうか。

そんな所が良い街でもあるのだが、広尾には名店がたくさんある。

『Ode』とか知らない?ほら、あの有名なドラ◯ンボールのボールを再現した一品で有名な店!」


自分のInstagramを開き、彩奈にそのドラ◯ンボールが見事に再現された写真を見せる。

すると彩奈は瞬きをしながら、とびきりの笑顔を見せてくれた。

「わぁ〜!なにこれ。面白いですね〜。今度行ってみたいなぁ!」

「広尾は良い店がたくさんあるんだよ。こことかどうかな?僕の好きな店なんだけどね...」

僕は、『レストランオカダ』『イル・ブッテロ』など、他の店の写真も見せた。

「これ哲也さんのアカウントですか?すごいですね...って、哲也さんグルメ偏差値高すぎじゃないですか!?」

僕のInstagramのフィードを見ながら、彩奈は“ここ、行ってみたいお店なんです!”とか、“どこですか?ここは“とか、かなり興味津々の様子である。

「ちなみに、これは何のカメラで撮っていますか?写真、お上手ですね」

「携帯の時もあるけど、たまに本格的なカメラを持って行って撮ることもあるよ」

「へぇ〜すごい...私のアカウントよりちゃんとしている...」

食事会だったにも関わらず、僕はうっかり彩奈とばかり話し込んでしまった。

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