2012.06.21
コスパは高く、敷居は高からぬ 6.接待に効く和食店 Vol.2さらなる本気の接待にこの店を
この名店なら間違いない
あの『小十』の奥田透氏が、『鮨かくとう』に続いて構えたこの店、実はランチのカウンター中央には、奥田氏自らが立つ。何しろ、店名が『奥田』。逃げも隠れもしない。『小十』は『奥田』のライバルであり、『奥田』は『小十』の好敵手。それが理想の関係であるとか。
料理はコースのみ。牛肉を使った「ご馳走」もウリのひとつ。例えば、赤酢を効かせた寿司飯に、すきやき風にさっと煮た牛肉と、割下でつけ焼きにした松茸を散らした豪華ちらし。例えば、旨みを逃さぬよう70度の湯でさっと茹で、すぐに氷水に漬けた冷やししゃぶしゃぶ。「日本の肉料理は『焼く』だけではない。多彩な攻め方ができるんです」と奥田氏。『奥田』ならではの肉料理、お腹を空かせてご賞味あれ。
※こちらの店舗は現在移転しております。掲載内容は移転前の情報です。
詳しくは下記レストラン情報をご確認ください。
名店がひしめく六本木界隈でもひとつ抜けた存在感を放つ割烹料理店『かんだ』。その料理を手がけるのは店主・神田裕行氏。ウィットに富んだ皿が渡仏して和食店を経営していた時代に培われたものなら、正統派の技は徳島の名料亭『青柳』での修業、『basara』総料理長時代の経験によるもの。この店は、その華々しい経歴の集大成と呼べるものだろう。
料理はおまかせコースのみ。真っ当かつ、どこかにひねりの利いたセンスの良い皿の数々が、絶妙の間合いで供される。吟味した魚介をはじめ山海の旬を、徳島の陶芸家・百田輝氏の器との取り合わせも美しく盛り込む。酢橘、和三盆といった徳島の産物を随所に取り入れた、名人が生み出す日本料理を享受したい。
『神楽坂石かわ』の石川氏が、全幅の信頼を置く"右腕"、小泉功二氏が料理長を務めるのが、ここ『虎白』だ。
メニューはコースに絞り、ポーションを控えめに構成。ビールに合う揚げ物に始まり、少量のご飯もので空腹を落ち着かせる。次いで酢の物や旬魚のお造り、時には変化をつけた椀物も繰り出す。「新しいけれど行きすぎず、正統派日本料理をふたひねり」と言うだけに、フカヒレやトリュフ、チーズにバターと中華や西洋の素材を取り入れた皿も登場する。しかし、根本はあくまで日本料理。幅広い料理の中に、深みある和をきっと実感することだろう。
オープンから4年。飛躍する会席料理の新機軸は、接待の場にもサプライズを提供する。
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