十人十色の麻布十番 Vol.3

十人十色の麻布十番:ドヤ顔で“十番”を語る、イケメン外資マーケター。デートの思わぬ敗因とは?

人は、“麻布十番”という街にどんなイメージを持つだろうか?

港区民が住まうセレブタウン。都内屈指の名店が集まるグルメの街。それとも、庶民的で気取らない、下町風情を残した居心地の良さ?

訪れる人によって、十人十色の景色を見せるこの街。

これは、麻布十番在住の少々奇抜な男女の生態記録である。

これまでは犬を溺愛する美人妻、大人の色気漂う“十番おじさん”を紹介したが、今週は...?

<今週の麻布十番住人>

名前:アキラ
年齢:29歳
出身:横浜
職業:外資系メーカーのマーケター
ステータス:独身
趣味:レストラン開拓
好きな店:『SAVOY』


高層レストランの少ない麻布十番で人気の『ヒルトップカシータ』の最上階のルーフトップテラスに現れたアキラは、少々ギラついたファッションに身を包んでいた。

芸能人が愛用する某ストリートブランドのパーカーに、高価そうなダメージジーンズ、そしてゴツめのスニーカー。

手元には、男性にしては珍しくブランドもののケースに包まれたスマホを持っている。

「遅れちゃってスミマセン!昨日はクライアントと朝方まで飲んでたんで」

そう言って軽く会釈をするアキラには、憎めないような人懐っこさがあった。

「でも...こんなに天気のいいテラス日和なんで、一杯飲んじゃおうかな。休日の昼シャンは最高っすね」

人によっては少し図々しいと思われかねない若者に不思議と苛立ちを感じないのは、彼が稀に見る“イケメン”という生き物だからに違いなかった。

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