神戸嬢戦争 Vol.9

神戸に乱れ咲く“読モ発ブランド”。元神戸嬢たちの、第二次戦争の実態とは?

アラサーの神戸嬢を語るには欠かせないある“時代”が、神戸にはあった。

2000年代初期、今なお語り継がれる関西の「読者モデル全盛期」だ。

それは甲南女子大学・神戸女学院大学・松蔭女子学院のいずれかに在籍する、容姿端麗な神戸嬢たちが作り上げた黄金時代である。

しかし時を経て読モブームは下火となり、“神戸嬢”という言葉も、もはや死語となった。

そして2018年現在。神戸嬢の歴史的時代を生き抜いた“元神戸嬢”たちは、それぞれの道を歩んでいる。

彼女たちの、リアルな“今”とは?


「亜由香、おめでとー!」

今日は亜由香のブランドの、期間限定ポップアップショップのオープン初日だった。

寛子たちは、圭子たち「神戸会」のメンバーと、かつてのアルバイト仲間たちなど、10名ほどで亜由香のお祝いに駆けつけた。

亜由香のお店の一番目立つところに、今日お祝いに駆けつけたグループで贈った祝い花が飾られている。

今日のメンバーのうち、2/3程が何かしら自分のブランドを立ち上げているのではないだろうか。

その内容は多岐にわたり、亜由香のように買い付けたアイテムを販売するセレクトショップ、自身でデザインするオリジナルのアパレルブランド、アクセサリーブランド、バッグブランドなどである。

“元カリスマ読モの神戸嬢”というだけで、今でもそれがブランド力になるのだ。

残りの1/3となる数名は、専業主婦や子育てに専念している。会社員として働いているのは、寛子だけかもしれない。

亜由香のお店は、開店と同時に賑わい、瞬く間に店内に入店する為の待ち列が出来始めた。

亜由香のセレクトは、華やかさの中に上品さもある、まさに神戸らしいスタイル且つお手頃なプライスで人気を得ていた。

【神戸嬢戦争】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo