崖っぷち妊活物語 Vol.6

美人で仕事ができても“かわいそう”。どこまでも無情な、東京女のヒエラルキー

―私、もしかして不妊...?ー

結婚相談所に助けられながら、気が遠くなるほど壮絶な婚活を経て、晴れて結婚ゴールインを果たした女・杏子。

一風変わったファットで温和な夫・松本タケシ(マツタケ)と平和な結婚生活を送り、はや2年。

34歳になった彼女は、キャリアも美貌もさらに磨きがかかり、順風満帆な人生を歩む一方、心の隅に不妊の不安を抱えていた。

藤木というスパルタ婦人科医の診察に憤慨した杏子は、患者をVIP待遇する病院に転院し、痛みの伴う治療を開始した。

そんな中、子持ちの女から辛いマウンディングを受けてしまい...?


「女は子どもを産んで、初めて一人前になるのよ」

元同期の麗奈の口から放たれた言葉に、杏子は思いがけない打撃を食らった。

傷ついたとか腹が立つという感情の前に、ただただショックが大きすぎて、全身の感覚が麻痺したように硬直してしまう。

しかし麗奈は、そんな杏子にお構いな......


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