花の第1営業部 Vol.4

何が何でも成功させたい案件がある。男が男を口説き落とすため、準備した秘策とは?

まるで90年代トレンディドラマの、主人公のような男がいる。

彼の名は、一ノ瀬瑛太。ニックネームは“イチエイ”。

華やかなイメージの広告代理店の中でも、「エリート」とされる、大手自動車メーカーの担当営業だ。

慶應義塾大学卒業。港区の大手広告代理店勤務。“花の第1営業部”所属、35歳、独身。

エリート街道をひた走ってきた瑛太は、このまま順調に出世できるのか…?

これは、東京でしのぎを削る30代サラリーマンの、リアルな心の叫びである。

後輩・航が競合プレゼンの主導権を握り、チームメンバーの信頼を奪われそうだったものの、同期の助けもあり、再び瑛太にもチャンスが回ってきた。


「このままだと、この競合プレゼン、負けるな」

会議の途中、瑛太はおもむろに言い放った。

競合プレゼンの準備を始めて約2週間が経過していた。

当初は、デジタルイノベーション部出身のサブリーダーである航が意気込んで準備を進めていたが、ここに来てチームは暗礁に乗り上げよう......


この記事へのコメント

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No Name
港区おじさんよりは面白くないが、
マテリアルガールのイライラする終わり方よりは穏やかな気分で読めた
2018/04/06 06:3240返信1件
No Name
今日は、周りの連載が濃い(サイコパスとグランデ)から普通に読めます。ただ主人公が浅い…
2018/04/06 07:2434
田舎者
何か瑛太危なっかしい。
2018/04/06 07:0218返信1件
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