東京就活事情 Vol.7

高年収やキャリアより、安定でしょ?大企業神話にすがりつく女が、国境を越えた理由

就職活動は、今や「売り手市場」と言われ、かつての就職氷河期などどこ吹く風。

しかし、時代を問わず“狭き門”とされる企業は常に存在し、選ばれし者だけが生き残るのが現実だ。

そして「就活の頂点」を目指す若者たちは皆、こう信じている。

−就職で、すべての人生が決まる。

本連載で紹介するのは、内定のためなら手段を選ばない数々の猛者たち。彼らが語る、驚くべき就活のリアルとは?

先週、あらゆる内定を捨てた男が登場したが、今週は…?


【今週の就活女子】

・名前:亜美(30歳)
・現在の勤務先:大手日系電機メーカー
・出身大学:都内ミッション系大学
・就職時の内定企業:現在の勤務先、ベンチャー企業


「今日はこの後、某大企業主催の若手交流会に行くんです」

『和光アネックスティーサロン』に現れた亜美は、仕事帰りとは思えないほど気合の入った、総レースのワンピースを着ている。

席につくなり、亜美は大企業の素晴らしさについて語り始めた。

「今、会社の寮に住んでるんですけど、清澄白河で家賃1万5000円なんです」
「あと、生理休暇もしっかり取れるし、有給消化率もすっごく高くて」

そして、無意識なのか分からないが、彼女は最後に必ず「やっぱり大企業って良い」と言うのだ。随分、大企業信仰が強いらしい。

少々面食らっていると、亜美は思い出したように就活の話を始めた。

「私、どうしても大企業に行きたかったんです。そのために、ボストンまで飛びました」

【東京就活事情】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo