東京就活事情 Vol.6

5大商社に外コン外銀…すべての一流企業を蹴った内定ゲッター。恋人と親友に裏切られた男の意外な決断

就職活動は、今や「売り手市場」と言われ、かつての就職氷河期などどこ吹く風。

しかし、時代を問わず“狭き門”とされる企業は常に存在し、選ばれし者だけが生き残るのが現実だ。

そして「就活の頂点」を目指す若者たちは皆、こう信じている。

−就職で、すべての人生が決まる。

本連載で紹介するのは、内定のためなら手段を選ばない数々の猛者たち。彼らが語る、驚くべき就活のリアルとは?

先週、就活のために男を使い捨てる女が登場したが、今週は・・・?


【今週の就活男子】

・名前:慶一(28歳)
・現在の勤務先:バイオ系輸入会社
・出身大学:東京大学大学院
・就職時の内定企業:外資金融、外資コンサル、総合商社、官僚 他多数


爽やかな休日の朝。

慶一は、Macbook 片手に『ブレッドワークス天王洲』に現れた。

美味しそうにクロワッサンを頬張る慶一を前に、彼に関する事前情報を思い出す。

−落ちた会社は、1社のみ。

慶一は、5大商社すべてに加え、外資金融や外資コンサルの内定を総なめにしたという“内定ゲッター”。おまけに国家公務員試験をパスして官僚の内定までもらったという。

あまりの内定の多さに、本人すら正確な数字を思い出せないというから驚きだ。

驚異の内定率を誇る慶一だが、現在彼が勤務しているのは意外にも、社員数5人の会社。大学の先輩から誘われた会社で、マーケティングに携わっている。

年収は決して低くはないが、外資金融やコンサルで提示された金額の6割程度だし、役職があるわけでもない。

−なぜ、超難関企業の内定を捨てて、今の勤務先を選んだのだろうか…?

疑問に思っていると、彼はこんなことを呟いた。

「僕が心から信頼していた二人の人間から、同時に裏切られたことがきっかけでした」

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