東京を生きる女たちは、もう気がついている。
「素敵な男の隣には、既に女がいる」という事実に。
自分が好きになるくらいの男を、他の目ざとい女たちが見過ごすはずがないのだ。
取材先のスリランカで知り合った商社マン・洋平(30歳)と運命的な出会いを果たした彩花(26歳)。
しかし洋平には、付き合って2年になる彼女・繭子(29歳)がいる。
彼女の存在に気づいた彩花は夏美のアドバイスのもと略奪を企て、ついに初デートを実現。そして二軒目のバーで、彩花が動く。
彩花side−諦めるわけにはいかない
「もう一軒、行こうか」
そう言って洋平くんが連れてきてくれたのは恵比寿の『bar松虎』。
暗闇に近いほどに落ちた照明の店内で、彼は「危ないから」とさりげなく私をエスコートした。
この店をセレクトしたのは、狙いか、それともただの偶然だろうか。確か、洋平くんのマンション......
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この記事へのコメント
ただヤリたいだけのために「いない」って平気で言っちゃう男のどこがいいんだ?
来週の波乱楽しみにしています
顔だけなら写真を見せるに留めればいい話。
嫉妬深かったり悪意のある人なら彼女のページから交友関係や勤め先を特定してあることないこと吹聴する可能性だって無いとは言い切れない。
(彩花の勤め先や上司を知っているから身元は明らかだと思っているとは言え)
検索した時に間違って繭子に友達申請してしまう可能性もあるし、それが修羅場に発展するかも知れない...続きを見る。
このご時世なのに脇が甘いような…