次の予約もその場で取る! 『カンテサンス』出身に目がない港区の成功者たちが、次に狙うのはこの新店!

いま人生の絶頂を極める港区の成功者は、名店出身のシェフの動向に敏感だ。

ブランドや名声を好む彼らだけに、世界に名を轟かす三つ星レストランであれば、もちろん黙っていない。

いち早く訪れ、次の予約もその場で取る、永遠のループを描くのだ!

こちらの『アルゴリズム』は、優れた新進シェフを続々輩出しているあの『カンテサンス』OBのオーナーシェフ深谷氏の新店。

一体、どんなお店なのだろうか。

美食通りとなりつつある、白金の北里大学通りにオープン。少し入ったマンションの1階に潜み、ミニマルな看板と扉が煌々と輝く


港区で最も注目を集めるレストラン。コンセプトは「フレンチ方程式」
『l'algorithme』

常に上を見続ける成功者ほど、常に「新しいもの」を追いかける。

ともすればミーハーとも言われかねないが、原動力は常に新しいものへの「好奇心」。

そこからくる、瞬発力にも似た行動力の差で、成功を収めてきたのだ。

ゆえに、新しいお店を常にチェックしている彼らだが、特にアンテナが敏感に反応するのが「名店出身」の肩書きを持った新店だ。

厨房と客席とを仕切る壁には、深谷氏の思いが込められた店名がさりげなく

カウンター8席のみの、シンプルさもまた魅力

今年の9月、白金の北里通りにオープンしたばかりの『アルゴリズム』など、その好例。

オーナーシェフの深谷博輝氏は、『カンテサンス』でスーシェフを務めた新鋭。また、『レカン』『ボンファム』などでも経験を積んでいる実力派。

コンセプトとして掲げているのは「フレンチ方程式」。国内だけでなく、パリのレストランでも研鑽を重ねた経験から、料理、ワイン、空間といった、レストランを構成する要素のアルゴリズム=方程式を組み立て、提案する。

iPadを使った新しいプレゼンテーションも、彼女に興味を抱かせること間違いなし

席につくと、まず目の前に登場するのはiPad。店のプレゼンテーション的な動画とメッセージの後、おまかせコース¥14,500(税サ水込)で登場する10~11皿の料理のタイトルが表示される。

が、一読しただけでは想像がつかない言葉の羅列に戸惑うばかり。ますます料理に対する興味が募る。

たとえば、「野鳩 st hubert/菌糸とほっくり=秋/不変のalgorithme」などのタイトルが予告され、この後の展開に戸惑うが、料理が出てきて、納得。

「野鳩 st hubert/菌糸とほっくり=秋/不変のalgorithme」。一ヶ月熟成させた本州シカの仔鹿を、バラ肉は煮て、胃袋は揚げて。ソースはクラシカルに王道を往く

どの皿も知的で緻密な企みに満ちており、それを紐解く喜びに夢中になっていく。

話題沸騰中のレストランなだけに「次のメニューも気にならない? じゃ、いま予約しちゃおう」と、動きも俊敏。

話題店ほど、先駆けて訪れ、早々に常連に。港区の成功者はこうして、好奇心を満たし、陣地を広げていく。

題して、「穴子+植物の酸/死後硬直/ビーツ+薔薇+りんご」。明石産の伝助アナゴを敢えて死後硬直させ、ベニエと炙り、異なる2つの調理法で。食感の鮮やかな違いや、酸と香りの組み合わせが、好奇心を刺激する

「野鳩 st hubert/菌糸とほっくり=秋/不変のalgorithme」

Photos/Yuji Kawata@Riverta Inc.,(model), Yoichiro Kikuchi(food), Styling/Shinya Nakanishi, Hair & Make/AKANE, Text/Haruka Koishihara

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