年内婚約 2017 Vol.15

結婚したがる女=ちょっと“イタい”女!?世間の荒波と戦う婚活女を救った、男の意外な一言

―私、年内に婚約するー

都心で煌びやかな生活を送る麻里・28歳は、ある日突然、こんな決意を固めた。

女の市場価値を冷静に受け止めれば、20代で結婚した方が絶対お得に決まっている。

掲げた目標は“今年中にプロポーズされる”こと。

麻里は本気の婚活を決意し、運命の男・優樹に出会う。しかし晴れて結ばれた優樹に結婚の話はしたくないと断言され、麻里は撃沈する。そして、以前出会ったKY男・和也に思いがけず告白を受けたが...?


「俺と、付き合おうよ」

まったく予想外の和也のセリフに、麻里は思わずポカンとした。

「え...?なんで...?」

和也は慶応幼稚舎出身で広告代理店勤務、おまけにジャニーズ顔のイケメンという三拍子そろった好条件の男である。

よって一度は意気揚々とデートに出かけたが、結果、ボンボン特有の高圧的な和也と気の強い麻里の相性は最悪だった。

さらに、その後も食事会で偶然に何度も鉢合わせることになったが、二人はギスギスと攻防戦を繰り返してばかりいたのだ。

それがナゼ、突然“付き合って”になるのか。

「なんでって...。俺、お前のことは最初からわりと気に入ってたし」

「あ...ありえないわ。あなた、私に嫌味ばっかり言ってたじゃない......なのに、何でよ?」

「...まぁ、ぶっちゃけ、お前、顔だけはすげぇ可愛いじゃん。最初は調子こいてる女だと思ったけど、小生意気な性格も、意外に嫌いじゃない気がしたんだよ」

和也はあくまでエラそうな態度を崩さず、しかし照れを滲ませたような口調で言う。

そして、さらなる彼の一言に、麻里の心臓はギクリと大きな音をたてた。

「それに俺、お前の彼氏と違って、結婚願望強いよ」

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