年内婚約 2017 Vol.14

彼氏が結婚してくれないなら、二股上等!婚活市場に舞い戻った女に訪れたチャンス

―私、年内に婚約するー

都心で煌びやかな生活を送る麻里・28歳は、ある日突然、こんな決意を固めた。

女の市場価値を冷静に受け止めれば、20代で結婚した方が絶対お得に決まっている。

掲げた目標は“今年中にプロポーズされる”こと。

麻里は本気の婚活を決意し、運命の男・優樹に出会う。しかし彼には別れられない恋人がおり、修羅場の末に奪還を果たしたが、付き合って早々に結婚の話はしたくないと断言されてしまった。


「麻里...あんまり落ち込まないで。それ、“ハイスぺ男あるある”だよ」

なりふり構わず泣きじゃくる麻里を、親友のみゆきは冷静に慰めてくれる。

『アビス』でのデートで、口喧嘩の末に優樹から置いてけぼりを食らった麻里は、ショックのあまり親友の家に駆けこんだ。

「でも......ちょっと結婚の話をしただけで自分勝手呼ばわりなんて、いくら何でもヒドイと思わない?普段は本当にラブラブなのよ。なのに......」

元カノの被害を被っても、NY土産がGodivaのチョコレート1つでも、優樹ならば良いと思えた。港区女子的思考を持つ麻里にとっては、これは“愛”ゆえの意識革命とすら言える。

だが、“結婚”の一言が地雷となるのは、さすがに危機感を持たずにはいられない。

このままでは、華の20代という貴重な時間を無駄に費やす可能性があるのだ。

しかし、愛し合う恋人同士、しかもアラサーの男女が結婚を視野に入れて交際するのは、それほど悪いことだろうか。

「きっと私なんか、結婚する価値ゼロの女なんだわ......」

やっと優樹ほどの理想の男に出会えたというのに、このオチはさすがに辛すぎる。考えれば考えるほど、麻里の目には涙が溢れた。

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