「...あなた、だれ?」
電話に出たのは、優樹ではなかった。
「もしもし?」
ドスの効いた敵意丸出しの女の低い声が耳に響き、思考回路が停止する。
「...ま、間違えました」
現代のスマホ発信で、間違え電話などありえない。しかし、ひどい困惑に陥った麻里は、......
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「...あなた、だれ?」
電話に出たのは、優樹ではなかった。
「もしもし?」
ドスの効いた敵意丸出しの女の低い声が耳に響き、思考回路が停止する。
「...ま、間違えました」
現代のスマホ発信で、間違え電話などありえない。しかし、ひどい困惑に陥った麻里は、......
―私、年内に婚約するー
都心で煌びやかな生活を送る麻里・28歳は、ある日突然、こんな決意を固めた。
というのも、麻里は気づいてしまったのだ。
“女は30歳過ぎてからが魅力的?年齢を重ねるほど、色気が増す?”
女の市場価値を冷静に受け止めれば、20代で結婚した方が絶対お得に決まっている。
掲げた目標は“今年中にプロポーズされる”こと。本気を出した女のリアルな婚活奮闘が、今、はじまる。
この記事へのコメント
勝ち取りましたが、元カノを切れない男、しつこい元カノがいる男はダメ男です。
元カノは永遠の負債