港区おじさんコレクション Vol.9

女は、1時間のランチタイムで査定を完了する。次につながる“港区おじさん”の見極め方

外資系投資銀行でバックオフィスを担う、有希、30歳。

港区の酸いも甘いも知り尽くした彼女に与えられた呼び名は、“港区おじさんコレクター”。

数々の港区おじさんをコレクションしていた有希のポートフォリオに突如として入り込んできた浩介によって啓一との苦い記憶を呼び起こされた有希。

しかし大輔の力強い助言により前向きな気持ちを取り戻すと、過去を清算し、新たなポートフォリオを組み始めることにする。

彼女は港区の完全紹介制パーティーで見つけた隆志と4人の男性の中から、ランチに行く男性を選抜した。

1時間のランチは入念な準備から


朝のオフィスで、有希は熱心にインターネットを検索していた。

今日は、先日の完全紹介制パーティーで出会った康孝とのランチの日。

「ディナーに行くまでの女性かは分からないが、興味はあります」程度で気軽に誘えるランチは、いくつかの話題をなぞっているうちに終了してしまうことが多い。

たった45分から1時間の短い時間しか過ごさないランチは、「楽しかった」と思わせるのが難しく、誘う難易度に比べて次につなげる難易度の方が高い。

それもあって、有希はランチの時こそしっかりと下準備をする。ランチでは、事前に2つか3つ話題を用意しておきたい。

まずは、「店」について。相手が指定してきた店の運営会社を知ることで、行ったことのある系列店を話題にあげたり、店のコンセプトへの共感を示したりすることができる。

今回康孝が指定してきたのは東京ミッドタウン内にある『六本木テラス フィリップ・ミル』。有希は先日行った『サンス・エ・サヴール』と、ひらまつ系列だという共通点を見つけた。

次は、「勤務先のビジネス」について。どんなに店のセンスが良く、一流企業に勤務していても、本人の中身が空っぽでは意味がない。

相手の企業のHPから会社全体が取り組んでいるビジネスを確認したい。外でネットワーキングをしている男性の中には、会社では活躍していないために外に出て偉そうにしている人もいる。

あえて「そういえば先日の日経新聞にこんな記事がありましたが、御社も取り組まれているんですか?」とひねりを加えることで、その人の社内ビジネスへの敏感度を確認できる。

最後の1つは「趣味」について。これは興味のある男性にだけランチの終盤に聞きたい。

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