
どん底の港区女子に最も沁みたのは、港区お爺さんのお言葉
外資系投資銀行でバックオフィスを担う、有希、30歳。
港区の酸いも甘いも知り尽くした彼女に与えられた呼び名は、“港区おじさんコレクター”。
数々の港区おじさんをコレクションしていた有希のポートフォリオに突如として入り込んできた浩介。彼との甘い時間を楽しんでいた有希だったが、突然のプロポーズに動揺することになる。
プレゼントを受け取らない、同年代の港区おじさんとは付き合わない。そんなタブーを犯した有希が助けを求めた相手とは。
苦しみと悲しみ。思い出したくない記憶。
18:00
今日中に仕上げなければいけないはずの書類が、デスクに山積みになっているのを眺めながら、有希はキーボードに立てかけた1枚のトランプのカードに目線を移した。
浩介からのプロポーズとともに受け取ったカードだったが、有希はあれから1ヶ月近く浩介と連絡を取っていなかった......
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