高偏差値なオンナたち Vol.2

子どもについて、夫婦の話し合いを避け続けたら…。産婦人科のアラサー女医が妊活に積極的になれない理由

高い偏差値を取って、いい大学へ進学する。

それは、この東京で成功するための最も安定したルートだ。

…あなたが、男である限り。

結婚や出産などさまざまな要因で人生を左右される女の人生では、高偏差値や高学歴は武器になることもあれば、枷になることもある。

幸福と苦悩。成功と失敗。正解と不正解。そして、勝利と敗北。

”偏差値”という呪いに囚われた女たちは、学生時代を終えて大人になった今も…もがき続けているのだ。

▶前回:自分よりも低学歴な夫が海外駐在に。復職断念を迫られた妻は、口が滑って…


File2. 沙絵(30)
「私はいつ出産すればいいの?」


「番号札33番の方、2番の診察室にお入りください」

診察室のデスクにあるPCで次の患者の情報を確認しながら、こう呼び出しをした。

総合病院の産婦人科医として勤務する沙絵は、今日も診察室で数多くの妊婦健診に対応している。妊婦検診を担当するのが週に3日、それ以外の2日は帝王切......


この記事へのコメント

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No Name
祐樹、優しいね。素敵なパートナー🥺
2021/10/15 05:2298返信2件
No Name
両親の敷いたレールの上を走れたことも、努力して期待に応え続けたってことなんだから凄いと思うけど。
2021/10/15 05:3689
No Name
レールのある人生はある意味楽だけどレールがなくなって自分で考えなくちゃならなくなった時にレールがなかった人より不安が大きくて余計に考え込んでしまうの苦しいよね。
レールしかない人生も苦しいけど。
2021/10/15 05:5620
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