私、美人じゃないのにモテるんです。 Vol.14

ついに明かされる、男の本音。本命になった女となれなかった女の分かれ道

―美人じゃないのに、なぜかモテる。

あなたの周りに少なからず、そういう女性はいないだろうか?

「クラスで3番目に可愛い」と言われる化粧品会社勤務・莉乃(27)も、まさにそんな女だった。

数多の男性を翻弄してきた莉乃は、意中の彼・健太郎に告白するがふられてしまう。さらにその後、ライバルの陽菜が彼と朝帰りするところを目撃。しかし健太郎が真実を話し、誤解が解ける。

一方、陽菜は条件で健太郎を見ていたと反省する。

莉乃と陽菜の告白を両方断った健太郎。その本心とは?


謎につつまれていた健太郎の本音が、明かされる


健太郎といいます。

このたび、莉乃さんたちが担当する老舗メイクブランドの20周年記念イベントで、アートディレクションを担当しました。

化粧品会社の案件を手がけたのは初めてですが、本当に驚かされたのが、彼女たちのプロ意識。自分たちがつくるコスメ、それを彩る世界観、そしてお客様を喜ばせることへの徹底的なこだわりがありました。

カスタマーのことって、一般的には消費者、顧客、ユーザーと呼びますよね。けれど、化粧品会社の方々って、絶対に「お客様」と言うんです。どんな小さな、社内ミーティングでも。それがとても印象的な経験でした。

そして、もうひとつ。今回のプロジェクトでまさか、恋愛をすることになるとは思いませんでした。

独立して、約3年。ようやく認められるようになり、依頼が増えてきて、仕事に忙殺されて。彼女はもう、2年くらいいませんでした。

莉乃さん、陽菜さんと過ごしたこの2ヶ月あまりは、本当に濃かったように思います。

陽菜さんと歩いているのを見たと告げてきた莉乃さんの顔を見て、自分でも驚くほど、心が苦しくなりました。でも、自分は莉乃さんをふった側。どの面下げてそれを否定するんだ?と一瞬思いました。

けれど、莉乃さんが素直に気持ちをぶつけてくれたのが、嬉しくもありました。やっぱりきちんと説明して、莉乃さんの気持ちに向き合おう。そう決めたんです。

陽菜さんとは本当に何もなく、オールでカラオケに行っただけだったことを、莉乃さんに話しました。告白を断ってしまって、状況的に断りづらかったことも。

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