結婚願望のない男 Vol.14

「2番目に好きな男の方が、女は幸せになれる」は本当なの?大失恋後の告白に揺れた夜

私の大好きな彼氏には、結婚願望がない。

それを知ったのは、30歳の誕生日。順調な交際を2年も過ごした後だった。

東大卒のイケメン弁護士・吾郎との「結婚」というゴールを、疑うことのなかった英里。彼が結婚願望ゼロと知った日から、不安と焦りが爆発。

そんなときに出会った、結婚願望のある男・きんちゃん。英里は二人を両天秤にかけることを試みたが、あっさりと吾郎にバレ、大喧嘩に。二人はとうとう破局を迎えたが落ち込む英里に、きんちゃんが告白......?!


「2番目に好きな男の方が、女は幸せになれる」

英里は最近、幾度となくその言葉の意味を実感していた。

吾郎と付き合っているとき、英里はいつも張りつめた緊張感の中にいた気がする。

常に胸がどきどきと高鳴り、小さなことで天国にものぼるような喜びを感じる代わりに、本来の自分を封じ込め、無理をしている部分も多かった。

吾郎に釣り合う女でいたい
吾郎に嫌われたくない
吾郎に自分だけを見てほしい

どこまでも大きく膨らんだ恋心は、吾郎の些細な発言や行動に一喜一憂し、いつ何時も彼の意向や価値観を優先した。

笑顔で愛情を示し、自分の気持ちは後回し。時おり胸に芽生える我儘は無視するように努める。

吾郎に尽くし、吾郎のレベルに追いつこうと必死に背伸びすることに、英里はある種の盲目的な幸せを感じていたのだ。

そう、きんちゃんとの付き合いが始まるまでは。

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