マウンティングの虚像 Vol.3

若い今しか味わえない世界があるから。マウンティングで自分をすり減らす道を選ぶ女

―マウンティングとは霊長類に見られる、社会的序列の確認と自己顕示のための行為。

東京の女たちは今日も霊長類のごとく、笑顔の裏でマウンティングを繰り広げている。

だが、一部の女は気づき始めた。 マウンティングは、虚像でしかないことを。

果たして、その世界から抜け出した先には、どんな世界が広がっているのか。

マウンティング世界の向こう側を、覗いてみたくはないだろうか。

大手出版社に勤める麻耶(26歳)は、港区女子・カリナ(27歳)の繰り出すSNSマウンティングの匠の技に辟易するも、SNS依存からは脱却できない毎日を送っていた。


なぜか年上の女性に好かれる麻耶


カリナが年上の港区おじさんに可愛がられる港区女子であるのに対し、麻耶は、年上の権力ある女達から異様に可愛がられる女である。

本人は気づいていないが、大手出版社勤務という事実や年齢、ある程度のルックスで麻耶が得ている恩恵以上に、女性の実力者からの引き立てにより得ている恩恵の方が大きい。

例えば、いくつもの女性向けwebメディアを立ち上げ、フリーのwebプロデューサーとして活躍する仁美。麻耶が就活時に鬼のOB・OG訪問をこなす経緯で知り合い、早稲田出身という共通点と麻耶の努力家な面を気に入ったのか、日頃から何かと目をかけてくれる。

仁美は紙・web媒体ともに豊富な人脈を持ち定期的に勉強会を開催しており、麻耶も定期メンバーに入れて貰うようになって1年が経つ。

その後の懇親会にも、麻耶は必ず出席する。そしてそこで紹介されたのが、麻耶がこれから多大な影響を受けることになる女・玲奈だった。

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