東京マザー婚活 Vol.1

東京マザー婚活:ママが再婚するなら早いうち!子どもが大きくなってからでは遅いワケ

最近は、離婚も再婚も、珍しいことではなくなった。

それでも、シングルマザーの恋愛や結婚には、まだまだハードルはある。

子育ても、キャリアも、これ以上ないくらい頑張っている。

だけど、恋愛や再婚活は、忙しさや罪悪感からついつい後回しに…。

でも、家族で幸せになりたい、と勇気を持って再婚活に踏み出せば「子どもがかわいそう」「母親なのに…」と何も知らない第三者から責められる。

これは、第2の人生を娘と共に歩む決意をした、東京で生きるシングルマザー沙耶香の物語だ。


沙耶香の決意


「別れましょう…」

梅雨が明け、うだるような暑さの夏が始まった7月の土曜日。

沙耶香は、とうとう夫に離婚を切り出した。

夫の拓人は、一瞬驚いたように目を見開いて、沙耶香の方を見る。

そんな彼の顔を見て、沙耶香は「拓人と目があったのなんて、久しぶりだな」と、ぼんやりと思った。

「あぁ、わかった…」

拓人の返事に、覚悟をしていたにもかかわらず、沙耶香は胸の奥がズキンと痛んだ。

だが、それを悟られないように、最後は笑顔で別れようと、沙耶香は目いっぱいの笑顔を見せる。

拓人は元々外資系コンサル会社に勤めていたが、2年前に辞めて、仲間と共に起業した。

以前から仕事が第一優先だった彼は、さらに忙しくなり、家に帰ってくることがほとんどなくなっていた。

この頃から、拓人とすれ違うようになる。

何度も2人の仲を修復しようと話し合い、なるべく相手を思いやるようにと努力してきた。

だが、一度掛け違えたボタンが元に戻ることはなく、気がつけばお互いにとって、自分の家が一番、息の詰まる場所になってしまっていた。

次第に拓人は外に居場所を求め、どこで過ごしたのかわからない夜が増えた。

沙耶香は出産後、忙しい夫を支えるために、好きだった大手通信系の会社を辞めて、3年ほど専業主婦をしていた。

しかし、1年ほど前に離婚を決意し、以前勤めていた会社の上司の紹介で、渋谷にある食品宅配サービスのスタートアップ会社に就職したのだ。

4歳になる美桜の保育園も決まり、近くに住む妹夫婦に、何かあったときのバックアップケアも頼んでいる。

「じゃあ、細かいことは、後日弁護士も交えて話しましょう。美桜は私が引き取るつもりだけど、いいわよね?」

「ああ…」

沙耶香が美桜を引き取ることを、拓人が反対しなかったことに安堵する。

「今まで、ありがとう」
「あぁ。美桜のこと、よろしくな」

想像以上にあっさりとした別れに、“こんなものか”と拍子抜けしながらも、最後はお互いに笑顔で別れた。

この記事へのコメント

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No Name
年齢、性別、婚歴、何でもあり!結婚したい情熱があれば、誰でも参加OK

こんなジャンクな集まりによく申し込んだな😂
2023/07/31 05:2166返信6件
No Name
マザー婚活がマザー牧場に見えた月曜日朝.....
2023/07/31 05:2552返信3件
No Name
最近、読者が読みたい小説とは逆のストーリーが多いですよね。まだ一話目なのに微妙な感じ。
2023/07/31 05:2336
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