年収3,000万の夫 Vol.12

未だに残る良家の許嫁制度。年収3,000万の夫をゆるりと掴んだ東京出身のお嬢様

ー年収1,000万円では、都心で豊かな暮らしを求めることはできない。

結婚後も都心暮らしを視野に据える賢い女性なら、肌感覚として誰もが知っていること。

現実的には年収2,000万円以上あれば...そう考えつつ、年収3,000万円と聞けば浮き足立つ女がいる。

国税庁の「民間給与実態統計調査」から推計すると、年収3,000万以上を稼ぎだすのは、約500人に1人以下。人口の0.2%程度。

そんな経済的に恵まれた男性の妻の座を獲得したのは、一体どんな女たちなのだろうか。

その婚活戦略や結婚後の実態をお届けする。

これまでに、年収1,000万では暮らせないと嘆く真美、同期が偶然御曹司だった麻衣、慶應幼稚舎出身のエリート夫を特別枠で手に入れた典子、夫の年収を搾取する愛子などを紹介した。今週は?


【今週の年収3,000万の夫を持つ妻】

名前:彩乃(29歳)
夫の職業:食品メーカー勤務(33歳)
夫の年収:3,150万
結婚前の職業:運輸会社勤務
住まい:目黒

私学女子校出身者にしか分からぬ独特の世界


彩乃の実家は、大手運輸会社を営んでいる。創業者は彩乃の曾祖父にあたり、グループ内に関連会社もいくつか持つ一家の本家だ。

母から貰ったというエルメスのバーキン( 25cmのエトープ)と、アンティークと思われるカルティエのタンクがよく似合う彩乃は、黒髪のロングヘアーをなびかせて登場した。

幼稚園から東洋英和女学院に通い、一切の受験経験もなく、エスカレーター式で大学まで上がった彼女。

俗世から隔離されたような狭いコミュニティー内で生きてきた、私学の女子校出身者が放つ特有のオーラとゆったりした所作が印象的だ。

「生まれた時から今のような環境なので...正直、他の暮らしは良く分かりません。」

普通の人が言うと嫌味にも聞こえるが、彩乃は全く悪気なく言い放つ。仲の良い女友達もほぼ全員が幼稚園から一緒、本人だけでなく、周囲も含めて昔から“苦労”という言葉とは無縁の生活を送ってきた。

彩乃の口癖は、昔からこうだ。

「父が与えてくれていた以上の暮らしをさせてくれる人でないと、私は結婚できない。」

そんな彩乃の夫・進一郎も同じような家系、そして環境で育ってきた。彼らの出会いは至って単純である。

二人は“許嫁”だったのだ。

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