
二子玉川の妻たちは番外編:引退したサロネーゼ、“デコ弁アーティスト”へと華麗なる転身
結婚は、女の幸せ。
しかし結婚しただけでは満たされない。女たちの欲望は、もっと根深いものだ。
ポーセラーツサロン界でトップの座を欲しいままにしていたカリスマサロネーゼ・マリ。女たちからの羨望に酔いしれ、トップの座に固執していた彼女だが、CA時代の後輩で白金妻となった香織との再会で目が覚める。
下層階でおうちサロンを営む由美にトップの座を譲り、目に見えぬ妻たちの階級争いから身を引いたはずであった。
しかし、一度味わってしまった羨望の味。その快感の中毒性は、まさに麻薬。
マリはやはり、その味を忘れられなかったようである…。
永く続かぬ、平穏な日々
二子玉川のシンボルともいえる、高級タワーマンションの最上階。
そう、ここは永らくポーセラーツサロン界でトップの座に君臨してきた、カリスマサロネーゼ・マリの自宅である。
表面には品の良い微笑みを浮かべ、気高く振る舞う二子玉川の妻たちが水面下で繰り広げるヒエラルキー闘争。その......
この記事の続きは月額プラン会員への加入、
またはアプリでコイン購入をすると読めます
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
コメントはまだありません。