外飲みヱビスが最強!絶品の春つまみでビールをプハッと味わえる名店3選
さあ、いよいよ季節は春。暖かな春風に吹かれ、いい気分でビールをあおる!これ以上の幸せってあるだろうか?
せっかく飲むなら見た目も味も幸福感が高い、黄金色の「ヱビスビール」を選びたい。
そんな時には定番の枝豆もいいけれど、春の食材を盛り込んだ、旬のうま味たっぷりのアテがあったらなお最高だ。
「ヱビスビール」をさらに美味しく感じさせる、春にピッタリな極上のひと皿を召し上がれ!
じゅわっと広がる脂の旨みとアスパラガスのみずみずしさ!
『アンティカ オステリア カルネヤ』
都内随一の肉の名店と名高い、神楽坂の『アンティカ オステリア カルネヤ』。駅からは少し歩くが、連日満席の大人気店だ。
実はこの店の店主・高山いさ己氏は大のビール党! 旨い肉料理のお供には極上のビールが必要だという。店で提供するヱビスも、1杯ごと表面の粗い泡を捨てながらクリーミーに注ぐ“泡切り”を行うほどのこだわりようだ。
今回、春の食材の代名詞・アスパラガスに合わせたのは、こだわりの“萬幻豚(まんげんとん)”。『カルネヤ』が全幅の信頼を置く、有名食肉卸店『さの萬』が力を入れるブランド豚である。
萬幻豚の一番の特徴は、ジューシーでさらりと溶ける、旨みたっぷりの脂身。それをベーコンに加工することで、上質な脂の味わいを、より濃厚に楽しめる。旬を迎えた柔らかく太いアスパラガスを組み合わせれば、極上のハーモニーが誕生するというわけだ。
使う食材はあくまでシンプルに、萬幻豚のベーコンとアスパラガスのみ。塩も胡椒も使わない究極にシンプルな調理だが、丸みのあるベーコン自体の塩味が、春アスパラの香りを引き立てる。素材のよさで勝負する、実に『カルネヤ』らしいメニューなのだ。
そしてさらに、料理の濃厚な旨みが、クリーミーな泡のヱビスビールの上品な味わいの絶好のコンビネーションをみせてくれる。
肉を知りつくした名店らしいストレートな美味しさの1皿には、丁寧に丁寧に注がれたヱビスビールを。食べると思わず「参りました!」と口をついて出る、完璧なペアリングを楽しもう。
新鮮なアオリイカとそら豆!築地直送の春の恵みたっぷりのパスタ
『マル2F』
2004年のオープン以来、食通や酒飲みの胃袋をがっちり掴んで離さない『マル2F』。築地まで車で5分という立地を生かし、毎日欠かさず市場へ出向いて食材を買い付ける。新鮮な季節の味覚をリーズナブルに味わえる、教えたくない名店だ。
そんな自慢の築地の食材を使い、春の逸品というテーマで出来上がったのが、「佐島産アオリイカと春野菜のペペロンチーノ」(1,200円)。
旬のアオリイカを主役に、そら豆やスナップエンドウ、アスパラガスといった春野菜をふんだんに盛り込んだ、鮮やかな緑色が美しい1皿。
まろやかで旨みが強いヱビスビールには、甘みを蓄えた春の食材がとてもよく合うのだ。
アオリイカは軽く炙って香ばしさを出し、生の春野菜とともに、仕上げにさっとパスタと和える。料理長曰く、「フレッシュな食感が命!」。隠し味に、ハマグリの出汁と白ワインを加えるのだそう。
ヱビスビールならではのさわやかな香りを、春らしいパスタのさっぱりとした味わいが引き立て、鼻の奥で余韻が広がる。その後から、ヱビスのまろやかな味わいと、後を引く魚介の旨みのハーモニーが奏でられるのだ。
店内ではひっきりなしにビールの注文が入り、サーバーもフル回転。ちなみにこの店、中生は500円、ジョッキは800円と、やはりリーズナブル。人気店ゆえ満席も多いが、狙い目は早めの時間。まだ明るい春の夕方から始まる、至福の時間を楽しんでほしい。