2017.03.21
SPECIAL TALK Vol.30金丸:名古屋には、自前のコンサートホールもあると伺いましたが。
宗次:「宗次ホール」というコンサートホールを建てまして、毎日のように演奏会を開いています。5年連続で稼働率日本一だと思います。やはりクラシックは、生で聴くのが一番なので。
金丸:講演活動もされているとなると、どのような生活サイクルなのか非常に気になります。いまも早起きされているのですか?
宗次:365日3時55分起きです。
金丸:それは朝じゃないですね(笑)。
宗次:確かに真っ暗ですが、4時1分か2分にはタイムカードを押して。
金丸:打刻までしているんですか?!
宗次:はい、自分の記録として。起きたらすぐジャージに着替えて、4時5分から動き回っています。コンサートホールの周辺を掃除したり、ガーデニングをしたり。
金丸:なかなか真似できませんが、経営の第一線から退かれても、一個人としてボランティア活動などを熱心にされているのは、何が原動力となっているのですか?
宗次:ひとことで言ったら〝感謝〞です。自分のような者でも、ここまでにしていただいたという、社会へのお返しの気持ちです。上場後に会社の株を大量に手放した際、すごい金額が振り込まれていて、通帳を見ながら「これは自分たちのお金じゃないぞ」と。「これは社会から一時的に預かったものだから、社会にお返ししないといけないね」と夫婦で話したんです。それで引退してすぐ考えたのが、いろいろな援助人になろうと。だからこうして、社会に還元しているんです。
夢を見られるのは起業の前段階。一歩踏み出せば現実との戦いがはじまる
金丸:起業を志している方に、アドバイスをお願いします。
宗次:基本的には、やめた方がいいと思います。苦労を買ってでもするのが、経営者です。ですから起業してもいい人は、どんなに辛くても、苦しくても、やり通すという強い意志を持った人。生半可な気持ちでは、絶対にうまくいきません。最初は誰もが夢と大志を抱いて入ってきますが、いったん起業したら、夢なんて見ている場合じゃない。思い描いている条件の半分でスタートできれば、まだいい方です。
金丸:夢を見ていられるのは、起業するまでですよね。はじまってしまえば、そこからは現実との戦いです。
宗次:ただ、人生は一度きりなので、本気でやるつもりなら、明日からでもやった方がいい。自分が頑張れば、すべて結果となって返ってくる世界ですから。
金丸:お話を伺っていると、宗次さんはずっとユニークであろうとされています。普通の人と同じではない道を、敢えて選ぶというか。
宗次:それはありますね。みんなが右に行くなら、私は左に行きたい性格です。我ながら、変わり者を通してきたと思います。
金丸:ですが、変わり者の道というのは、それを選ぶ人が少ないので、実のところ激戦区ではないんですよね。
宗次:まさに、そういうことです。過去の常識なんて、まったく関係ありません。
金丸:誰もが通ってこなかった茨の道だからこそ、勝機がある。宗次さんの半生を伺いながら、信念を持って実直にやり続けることの大切さを改めて感じました。本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。
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