五反田ラバー Vol.7

五反田とか、ウソでしょ?(笑)。鼻で笑う彼女を、五反田が誇るテラス席デートへ

東京では、初デートの街を五反田にすると女の子から冷めた目で見られることもある。

だが、『おにやんま』のうどんに感動したことをきっかけに、五反田という街のディープさにすっかり虜になり、周囲へ五反田の良さを啓蒙し、“五反田ラバー”の布教活動に勤しむようになった男がいる。

雑誌編集者・健太(29歳)だ。気になる女性・加代をデートに誘い、『酒場 それがし』で楽しく飲んでいたが、気付けば自宅で一緒に朝を迎えていた。

その後、二人は正式に付き合うことになり、なんと加代が五反田に引っ越してくることになった。


五反田会に、新メンバー加入


「最近、五反田が話題じゃない?」

加代に言われて、健太は驚いた。

「え、そうなの?」
「うん。局地的だと思うけど、会社で五反田に引っ越すことを言うと、だいたいの人が半笑いになりながらも、最近よく聞くよねって言うの」

“半笑い”というワードは引っ掛かるものの、いい流れが来ていると確信する健太。ようやく皆が五反田の良さに気付いてきたのかと満足気だ。

最近は、恵比寿を上回る勢いで、目黒が人気らしい。ゆっくりだが確実に、人気の街が五反田へと近づいて来ていると感じる健太。

恵比寿から五反田に引っ越してきた健太としては、自分には先見の明があったのだと胸を張る。

会社の先輩に紹介してもらったサトコさんのように、「五反田は、いいかな」という女性もまだまだいるが、加代のように五反田へ引っ越してくる女性も大勢いるのだ。

五反田ラバーとして、五反田を普及すべく使命感にかられる健太は、加代の部屋探しも全力で付き合った。恋人だから、というよりも五反田のコーディネーター的立場で、一緒に部屋を見て回ったのだ。

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