東京グラマラススカイ Vol.7

暗証番号がないと入れない、西麻布のバー。狭いコミュニティ内で交錯する男女の欲望

—社会からの目を気にして、自分の欲望を隠して生きる大人たちへー

子供の頃、思い描いていた夢は何だったのだろうか。

大人の階段を登るたびに見失う夢のカケラ。
代わりに手にいれるのは、周囲の視線を気にして何となく合わせる術。

今のままで本当に良いのだろうか?東京という大都会に住んでいながら、“欲はない”と言うほどカッコ悪いことはない。

アキに触発され自分の欲求に正直になっていく翔太。しかし友人の圭介は、翔太の住むタワマンや、高級車に嫉妬し、何かとケチをつけ始める。アキはそんな圭介に嫌気が差し、翔太に連絡するが…?


「男の余裕=経済力」の法則


—翔太さん、私も美味しいお鮨が食べたいです!(笑)—

ここ最近の優子と翔太の関係がずっと気にかかり、翔太に思い切ってLINEした。

優子の魂胆は見え見えだ。容姿はとりあえず合格点、経済力は花まるの翔太のような男性と結婚するのが、昔からの夢なのだ。

—アキちゃん、連絡くれてありがとう。圭介の方は平気?平気なら、次はアキちゃんが行きたい所に連れて行くよー

経済力は、人の優しさ、心の広さに比例すると思う。余裕のある男は心が広い。逆に余裕のない男は心が本当に小さい。ゆとり教育なんかする前に、皆経済力をつけるべきだと思う。そうすれば、嫌でもゆとりと余裕が出てくるのに...

「ねぇ、やっぱり翔太さんって、モデル系が好きなのかな?なんで西麻布系の人ってみんなモデル好きなんだろう...」

ランチを食べながらブツブツ言っている優子を、少し優越感を持って上から目線で笑っている自分がいた。身長なら、私の方が高い。翔太がモデル好きなら、背の低い優子より勝算が高い気がした。

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