五反田ラバー Vol.4

デート2軒目は五反田ヒルズへ!が、朝起きたら記憶ない。五反田ラバー、やらかした?

東京では、初デートの街を五反田にすると女の子から冷めた目で見られることもある。

だが、おにやんんまのうどんに感動したことをきっかけに、五反田という街のディープさにすっかり虜になり、周囲へ五反田の良さを啓蒙し、“五反田ラバー”の布教活動に勤しむようになった男がいる。

雑誌編集者・健太(29歳)。気になる女性・加代を五反田に誘い、とっておきのデートプランを考えるも、「えっ、ここ、五反田だし」と五反田ではデートと思ってもらえず、見事撃沈してしまう。

だがめげずに五反田に引っ越してきた章吾と「ミート矢澤で、五反田会」を結成した健太だが……?


その報せは、突然だった・・・


加代が、遠距離恋愛していた地元の彼氏と別れたらしい。

今度こそキッパリ別れたらしいとの情報が入った。健太はやはり、付き合うなら加代以外考えられないでいた。

張り切ってデートに挑むも「えっ、ここ、五反田だし」と言われた時は、さすがに落ち込み、一人『おにやんま』 で、傷ついた心を癒すように鶏天うどんを啜った夜もある。

久しぶりに恋愛市場に戻ってみると、東京には美女が大勢いる事を痛感した。そう、東京には男も女も溢れ返っている。

だが、その中で知り合えるのはごく一部の人たちだけ。健太は雑誌編集という仕事柄、人と知り合う機会は多いが、その中で恋愛感情を持てる相手なんて、滅多に出会えない。

最初はいいなと思っても、何度か話をする内に違和感を覚えてしまうのだ。

出会っても、出会っても、少し進んだと思ったらまた振り出しに戻る。その繰り返しだ。

だが、加代は違った。強烈に惹かれるものがあるのだ。健太が、五反田の街に惹かれたのと同じくらい、それは確かだ。

だからこそ、加代に感じたこの想いをそう簡単に捨て去ることはできないのだ。

―もう一度加代ちゃんを五反田に呼んで、今度こそ加代ちゃんが五反田の虜になるようなデートをしよう……!

そう心に決めて、健太は加代を再び五反田に誘ったのだった。

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