硝子の少年 Vol.3

硝子の少年:人間関係とは、格差。「5点」と烙印を押された男は、美しき悪女の奴隷となる

男なら誰にでも、忘れられない女がいる。

美しく、強く、狡猾な女、「エリカ」。

潤にとって忘れられない女は、彼女以外の誰でもない。

フリーライターとして地味な仕事をする潤と、その美貌ゆえに、煌びやかな生活を送るエリカ。彼女に強い想いを寄せる潤だが、当然ながら、まるで相手にされない。

彼女が狙うのは、自分の価値をさらに高められるような、ハイステータスの金持ちばかりだった。

にもかかわらず、潤は、どうして「高嶺の花」であるエリカを追い続けてしまうのか?

二人の出会いは学生時代。卒業前、潤はエリカに深く傷つけられたが、社会人になり...?


社会人になり、益々美しく成長し、派手な私生活を送るエリカ


「彼、少し前に、私と別れたばっかりなのよ!」

エリカは、半ば感情的に叫んだ。大きな瞳は、見る見るうちに潤んでいく。

「彼」というのは、有名な歌舞伎俳優のことだ。もちろんテレビでしか見たことはないが、男の僕から見ても、かなり魅力的な俳優だ。

「それなのに、急に結婚するだなんて......。しかも、相手は真紀子よ?ひどいと思わない?」

―歌舞伎俳優が、一般人女性と電撃婚―

このゴシップも、朝からテレビで大ニュースになっていた。

エリカの元恋人である歌舞伎俳優は、交際3ヵ月で、真紀子という女との結婚を決めたらしい。

彼女はエリカの遊び友達でもある、元有名読者モデルとのことだった。

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