港区女子。
彼女たちが、得体の知れない存在であることは、東カレ読者であれば気づいている。
華やかで、顔が広く、有名人とのコネクションも豊富。夜な夜な西麻布界隈に繰り出し、そこまで稼げる仕事をしているようには見えないが、なぜか煌びやかな生活を送っている印象が強い。
遊び場同様、住まいも港区。麻布、六本木、広尾、白金、そして芝。とても年収500万円で住めるようなエリアではない。
ベールに包まれたその生態を解明すると共に、彼女たちは“なぜ港区女子になった”のか、その原点を紹介する。
<今週の港区女子>
名前:美希
年齢:31歳
職業:元グラビアアイドル
年収:約300万円
出身:埼玉県
現在の住まい:麻布十番
キッカケは、付き合った彼でした
元々グラビアアイドルとして活動していたという美希は、顔は童顔だが男性が好みそうなスタイルをしている。しかし、言われないと彼女がグラビアアイドルだったことを誰も知らない。少しだけテレビに出たこともあるが、特段有名でもなく、写真集を数冊出して引退。
「港区には、私のような人が沢山いると思います。自称女優、自称モデルに元タレント、アイドル修行中...玄人と素人の間のような人ばかり。」
美希の言う通り、港区には自称芸能人がたくさんいる。しかし彼女たちの過半数はそれだけでは食べて行けず、バイトをしたり、他の方法で生き抜く道を探している。美希自身も全く仕事がない時期が続き、生活は厳しかったと言う。
「芸能界への憧れも捨て切れず、そうかと言って他の仕事もできず。そんな港区女子の主な就職先は知り合いのコネで入れて、融通が利く会社。それか権力者の彼女になることですね。」
大学卒業と同時に22歳で上京してきた美希が、東京で生きるために選んだ道は、“権力者の彼女”だった。そしてそれが美希の港区女子人生の始まりだった。
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