秘書の秘め事 Vol.9

秘書の秘め事:秘書あるある。恋愛欲低下と逃しやすい婚期。43歳美人秘書が未婚の秘密。

人は、「秘書」という仕事に、どんなイメージを持つだろうか。

社内を彩る女性らしい花形の職業、腰掛OLのような楽な仕事?もしくは単なる雑用係?それとも......?

女としての細やかな気遣いやホスピタリティが試される、秘書という仕事。そして、秘書たちの視点から見る、表舞台で活躍する男たちの裏側とは...?

丸の内OL「秘書」というオシャレな肩書きに多大な期待を抱き、転職を決意したミドリ。入社当初は先輩秘書の泰子から怒鳴られたり、慣れない秘書生活に戸惑うが、上司の村上が心を開き始める、ミドリは秘書として成長を遂げる。しかし、プライベートの悩みも持ち始め...?


クリスマスパーティの手配も、立派な(オイシイ)秘書の仕事


シャンパングラスの細いステムに優雅に添えられた泰子の指は、グラスと同様、華奢で優雅だ。

「お疲れさま。」

秋らしいボルドー色の唇の端をキュッと持ち上げ、泰子はミドリに向かって微笑んだ。

「今夜は、ゆっくりお食事を楽しみましょう。」

今日、泰子とミドリは、会社のクリスマスパーティの視察で、ザ・ペニンシュラ東京の『ヘイフンテラス』に来ている。しかし、視察というのはほとんど名目のようなもの。フルコースで豪華な広東料理を堪能できるので、泰子もミドリもご機嫌だった。


「ペイン&カンパニー」は、毎年都内の高級ホテルで、盛大にクリスマスパーティを開催している。そして、このパーティーの手配も、立派な秘書の仕事の一つだ。

最近、泰子とミドリは、この大イベントに向けて、数々のホテルから見積もりを取り寄せ、実際に足を運び、担当者との打合せを繰り返していた。

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